【2019年上半期を総括!!】 覚えておきたいあのニュース この変化 8選

■未来感あるフルフラットバス、続々導入中!

 進化したバスが走り始めたのも今年上半期の話題。一層のバリアフリー追求のために東京の都営バスでは、後部にも段差がない「完璧なフルフラットバス」(スカニア製)を日本初導入。

 都内を走る姿をたまに見かけるが、デザインが格好いい。

 もっとデザインが未来的なのは、京浜急行バスが民間企業初で導入した燃料電池バス(トヨタ製)。トヨタのシステムが搭載され、東京・お台場周辺を路線バスとして走行中。来年春には羽田空港にも配備されるという。

都営バス(上)と京急バス。デザインが格好いい

■定額でクルマに乗る時代!? トヨタ、「KINTO」開始

 今年に入りにわかにサブスクリプションサービスが話題になるなか、2月、トヨタは株式会社KINTO(キント)を設立、愛車の月額定額サービス「KINTO」を始めた。

 任意保険の支払い、自動車税、登録諸費用、定期メンテナンスがパッケージされて月4万円台から。興味を持たれた方は、こちらの記事も目を通してみてほしい。

クルマは「所有」から「利活用」へシフトするのか。ちょっと寂しい
クルマは「所有」から「利活用」へシフトするのか。ちょっと寂しい

■高速道路、ついに最高速を120km/hに引き上げ!

 3月、東北道・花巻南IC~盛岡南IC(約27km)と、新東名・新静岡IC~森掛川IC(約50km)の最高速度を試験的に従来の110km/hから120km/hへ引き上げ。

 世界にならって日本も120km/h時代に突入か!?

 また、京葉道・京葉市川IC~船橋IC(約3km)は従来の60km/hから80km/hへ変更となった。首都高の60km/h区間もそうしてほしい。

高速は安全に速く! ですよね

■中国NEV法施行 日系各社EV戦略急ぐ

 中国政府が進める新エネルギー車規制法(NEV法)が2019年から施行された。米カリフォルニア州政府と協力して、同州のゼロエミッションビークル規制法(ZEV法)を参考とした。そのため、EVなどの販売台数義務化でクレジット制を採用している。

 日系メーカーとしては、シルフィEVで先行する日産を、トヨタがC-HR EV、ホンダがX-NVコンセプトなどで追う。

上海モーターショーで発表されたC-HR(広汽トヨタ)のEV。右の白いボディは一汽トヨタ向けに用意される兄弟車の「IZOA」

 ただし、中国では商用車や公共交通向けで大規模なEV施策を打つも計画の実施途中で突如中止された過去がある。

 日系メーカーとしては、そうした“はしごを外された”苦い経験があるため、今回のNEV法についても中国政府の動きを慎重に見極めながらEV戦略を進めている。

■その他の2019年上半期 気になった、覚えておきたいニュースたち

・ルノーによる経営統合案、泥沼化するゴーン前会長問題。揺れる日産
・スバル、完成車検査不正問題の影響で、通期営業利益48.5%の大幅減
・ホンダ、英工場閉鎖&派生モデル数の大幅縮小で、事業体制の足元固め
・JPNタクシー改良、車いす乗降作業の時間を3分の1に
・高齢者による事故が相次ぐ。社会全体で考えるべき大きな問題に
…などなど。高齢者の事故については、元GT-R開発責任者 水野氏のこちらの提言にもぜひ目を通してもらえたら嬉しい。

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