トヨタのインド法人が、2024年4月3日、新型コンパクトSUV、アーバンクルーザータイザーを発表した。インドで協業するスズキからトヨタがOEM供給を受けたクルマだ。これがライズ/ロッキーの後継車となるともいわれているのだ。さて、どんなクルマなのか、紹介していこう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ・キルロスカ・モーター
■スズキフロンクスのOEM版、140万円からという価格も魅力
トヨタのインド法人は新型コンパクトSUVのアーバンクルーザータイザーを発表した。このアーバンクルーザータイザーは、トヨタとスズキのインドでの協業の結果、生まれたもの。
トヨタアーバンクルーザータイザーは、2023年12月に登場したスズキのコンパクトSUV、フロンクスのOEM版で、エクステリアはトヨタ独自の意匠に変更されていて、スタイリッシュでカッコいい。
フロンクスに搭載されているエンジンは1Lターボブースタージェット(100ps/148Nm)と、1.2LデュアルジェットVVT(90ps/113Nm)に加え、欧州市場では1.5Lマイルドハイブリッドも用意されている。アーバンクルーザータイザーにもこのスズキ製エンジンがそのまま搭載されている。トランスミッションは1Lターボが5MTと6AT(パドルシフト付き)で、1.2Lが5MTとAGSとなる。
ボディサイズは全長3995×全幅1765×全高1550mm、ホイールベース2520mmと、4m切りとなる全長はロッキー/ライズとまったく同じ。しかも1550mmの全高は、日本の機械式駐車場に入るサイズだから日本市場にもピッタリ。
価格は1.2Lが約140万8000円(773500ルピー)~173万4000円(952500ルピー)、1Lターボが約192万円(1055500ルピー)~234万3000円(1287500ルピー)。フロンクスの価格は約136万8000(751500ルピー)~約234万3000円(1287500ルピー)だから、フアーバンクルーザーよりロンクスの方が若干安い。
認証不正の問題で、ダイハツは今後、軽自動車専門メーカーとして歩んでいく可能性が高く、ダイハツロッキー/トヨタライズの次期モデルがあるのか、未知数。
こうした状況を考えると、このアーバンクルーザータイザーがロッキー/ライズの後継車として販売される可能性もありえる。
ボディカラーはルーセントオレンジのほか全5色、ブラックルーフのツートンカラー3色、合計8色が設定される。
全長4mを切るボディサイズだから日本で販売しても大ヒットは間違いないところ。早ければ2024年冬にも販売開始になりそうだ。期待して待ちたい。
コメント
コメントの使い方トヨタ版のホイール………これはもしや三代目スイフトスタイルのものなのでは……?個人的にはスズキのものをトヨタに奪われたくないのであまり嬉しくないのですが過去車のホイールをもOEMするのはまた斬新ですね……。