■次期型フィットは11月中旬に発表、発売する方向
ホンダは、フィットを11月中旬にフルモデルチェンジする予定であることをホンダカーズ店に通達したようです。
その新型の具体的な商品内容はまだ明らかにしていませんが、燃費性能の向上、安全対策の強化などを図っているようです。
パワートレーンは、1.5Lハイブリッドを従来の1モーター式から2モーター式に切り替え、NAの1.3L&1.5Lエンジンは1L 3気筒ターボエンジンに代わる方向で開発を進めています。また先進安全装備のホンダセンシングは最新バージョンを装備します。
こうしたことはいずれも大幅なコストアップの要因になり、これらをそのまま価格に反映させると、昨年12月に発売したインサイトのような割高な価格設定となり、極端な販売不振に陥る可能性があります。
戦略量販モデルであるフィットがインサイトと同様の販売推移になると、ホンダの国内販売にとって大きな打撃になりかねません。そのため、価格は可能な限り小幅なアップにとどめ、従来モデルに比べて20万円程度のアップで設定する見込みです。
その代わり販売店のマージン幅をさらに引き下げることを検討しており、滑り出しの車両本体値引きは5万円程度に引き締めることになると思われます。
9月から事前予約を受け付ける方向でスケジュール調整を進めています。現行モデルは8月いっぱいでオーダーストップし、以降在庫一掃セールをスタートさせる予定です。
■ダイハツ 新型コンパクトSUVの名称は「DNトレック」か?
ダイハツが今年10月にも発売する新型コンパクトSUVの名称は「DNトレック」となることが濃厚です。
首都圏のダイハツ販売店筋によるとエクステリアデザインは「ハリアーをふた回り小さくしたような丸みのあるフォルムを採用している」といいます。
新開発のプラットフォームであるDNGAを採用し、パワーユニットは1L3気筒のNA&ターボを搭載します。駆動方式は2WDと4WDを設定します。
対抗モデルはスズキの「クロスビー」あたりを想定しています。消費税込みの価格は160万~220万円程度に設定する見込みです。そして姉妹車をトヨタにOEM供給することになります。
■新型タントの売れゆきが絶好調の滑り出し
7月9日に発表、発売したダイハツの新型タントの売れゆきが絶好調の滑り出しを見せています。6月下旬現在の納期は約2カ月で日を追うごとに先に延びる傾向が強まっています。
新型はプラットフォーム、エンジン、駆動系など全面刷新し、使い勝手の向上、先進安全システムの「スマートアシスト」を進化させたことがウリとなっています。
販売面では、初期の月販目標を2万台に設定し、軽自動車のトップセラー奪還を目指しています。現在販売ナンバー1であるホンダのN-BOXとのデッドヒートの行方が注目されます。
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