【ロードスター N-BOX クラウン GT-R】 ニッポン人の心に響く“和”のクルマたち

■日本の風土に根ざしたクラウン(片岡英明)

●片岡英明が選んだ和のクルマ ベスト10
1位 トヨタ クラウン
2位 ホンダ N-BOX
3位 トヨタ センチュリー
4位 日産 セレナ
5位 日産 GT-R
6位 トヨタ プリウス
7位 トヨタ アルファード/ヴェルファイア
8位 日産 リーフ
9位 トヨタ MIRAI
10位 マツダ ロードスター

 1位は日本の風土に根ざしたプレミアムセダンのクラウンだ。

日本のプレミアムセダンの代表がクラウン

 新世代のTNGAプラットフォームを採用して走りの実力を世界レベルにまで引き上げ、日本のユーザーが重視する快適性についても高いレベルにある。また、全幅を1800mmにとどめたことも高く評価したい。

 2位は限られたサイズと排気量のなかで最大の広さと快適性を狙ったホンダのN-BOXだ。後席は驚くほど広いし、先進安全装備も充実している。

 3位は最新の高度な技術を随所に散りばめたリムジンのセンチュリーとした。ハイブリッドシステムの採用により実用燃費もいい。

限られたサイズに日本の技術が凝縮されたN-BOX

 4位は使い勝手のいいジャストサイズのミニバン、セレナを選んだ。広いキャビンに加え、新鮮な運転感覚のe-POWERとプロパイロットの採用も日本らしい。

 5位は孤高のスーパースポーツ、GT-R。登場から12年になるが、今も進化を続けている。走りの楽しさは格別だ。

■センチュリーは日本車の象徴!(国沢光宏)

●国沢光宏が選んだ和のクルマ ベスト10
1位 トヨタ センチュリー
2位 日産 GT-R
3位 トヨタ 86/スバル BRZ
4位 トヨタ MIRAI
5位 スバル WRX STI
6位 トヨタ アルファード/ヴェルファイア
7位 トヨタ ハイエース
8位 トヨタ クラウン
9位 ホンダ フィット
10位 日産 NV350

 やはり日本車の象徴であるセンチュリーを挙げないワケにいかない。大半の日本車が輸入車と比べたら届いてないブブン多いなか、センチュリーだけはまったく負けておらず。

「別格の日本車」としてセンチュリーを選出

 別格の日本車ですね。センチュリーとまったく方向性違うけれど、GT-Rも日本人の心を打つクルマだ。

 高額車だし、世界規模で知名度高いため海外の販売台数多いと思いきや、日本が一番売れている。近い将来絶版になる可能性大きい。買うなら貯金を始めよう!

日本車として世界的な知名度の高いGT-R

 86MIRAIWRX STIなども日本の文化をバックボーンに生まれたモデル。販売台数こそ目立っていないが、和風だと私は考えます。

 アルファード/ヴェルファイアハイエースは世界で最もスペース効率を追求したモデルとして知られており、ここにきてアジアを中心に爆発的なヒットを飛ばす。

 クルマを家のように考えるという日本ならではのコンセプトが評価されているのだった。フィットも和風だ。

■超控えめ、わびさびセンチュリー(小沢コージ)

●小沢コージが選んだ和のクルマ ベスト10
1位 トヨタ センチュリー
2位 トヨタ アルファード/ヴェルファイア
3位 マツダ マツダ3
4位 トヨタ クラウン
5位 マツダ ロードスター
6位 トヨタ ハリアー
7位 スズキ ジムニー
8位 トヨタ ノア/ヴォクシー
9位 日産 セレナ
10位 スズキ ソリオ

 これほどジミで報われない控えめ高級車があったか? とビビったのが3代目センチュリー。そもそも初代が30年、2代目が20年とほぼ国内専用で作られた事実が日本的。

小沢氏も一位に挙げたセンチュリー

 ロールス&ベントレーと高級車はいくらでもあるのに、日本のプライドを賭けて日本のVIPのためだけに作られた月産50台の儲からない高級車。

 違いはハデさを抑えた、超控えめな作りでこれぞ走るわびさび! これを世界で戦ってるトヨタが損得抜きで作ってる事実がまた凄い。

 かたやアルファードの凄さは乗り心地や質感じゃない。ロールスロイスもビビる上質な高級車を労働者の象徴たるスライドドア車で作るってコンセプト。

アルファードは日本の「新高級車コンセプト」を作った

 モンペでドレス作るような発想だけど、コイツの場合、その国内限定の新高級車コンセプトがアジアで通じちゃったのが凄い。

 マツダ3は日本ならではの美を世界に轟かせようという心意気がステキ。走る浮世絵ですよこれは!

次ページは : ■「寂び」を感じるセンチュリー(斎藤 聡)

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