黒船襲来!! 補助金込みで475万円~! ジープ初の100%EV[ジープアベンジャー]を見に行ってきた! 日本にジャストサイズで大ヒット間違いなし!

黒船襲来!! 補助金込みで475万円~! ジープ初の100%EV[ジープアベンジャー]を見に行ってきた! 日本にジャストサイズで大ヒット間違いなし!

 ステランティスジャパンは、ジープ初のBEV、ジープアベンジャーを9月26日から発売開始した。9月10日に発売されたフィアット600eの兄弟車となるコンパクトSUVで価格は580万円~。ボディサイズは全長4105×全幅1775×全高1595mmとヤリスクロスとほぼ同じサイズなので、日本市場にはピッタリ。どんなクルマか紹介していこう。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ステランティスジャパン、ベストカーWeb編集部

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■ジープブランド初のBEVのコンパクトSUV、正義の味方こと「アベンジャー」発売!

新型ジープアベンジャーローンチエディション。ボディサイズは全長4105×全幅1775×全高1595mmとヤリスクロスに近い
新型ジープアベンジャーローンチエディション。ボディサイズは全長4105×全幅1775×全高1595mmとヤリスクロスに近い

 2023年1月に欧州市場でデビューしたジープアベンジャーは10万台以上の受注を達成し、2023年の欧州カーオブザイヤーを獲得したジープ初のBEV。

 日本の輸入EVの販売台数は2万2804台と国産EVの2万1135台と国産EVよりも輸入EVの普及が進んでいる。そんななか、2024年9月26日、ステランティスジャパンからBEVの黒船ともいえるジープアベンジャーが発売となった。

 ボディサイズは全長4105×全幅1775×全高1595mm、ホイールベースは2560mmと、これまでのジープ最小だったレネゲードよりも150mm短い。全長4180×全幅1765×全高1590mm、ホイールベース2560mmのヤリスクリスとほぼ同じサイズなので、まさに日本市場にピッタリ。

 まずはエクステリアから見ていこう。ジープのアイコンたる7スロットグリルが入るフロントマスクとサイドの盛り上がったフェンダーによってジープらしいワイルドなスタイルだ。特に215/55R18タイヤ(「ALttitude」は215/60R17)が装着されたローンチエディションはさらにカッコいい。

標準モデル(ボディカラーはスノー)のリアスタイル
標準モデル(ボディカラーはスノー)のリアスタイル

 リアテールランプはジェリーのデザインからインスパイアされたXのシグネチャーライトを装備。この「X」をカモフラージュデザインに仕立てた「X-camo」は、「Avenger」のモチーフとして様々な部分に使われている。

 さらに遊び心溢れるアイコン(隠れキャラクター)は、フロント/リアウィンドウ、フロントスポイラー、テールゲートフレール部分に隠れているという点はほかのジープモデルと同じ。

「ジープアベンジャーはこれまでのBEVとは違い、ジープらしさにこだわった独自の個性がある」と語ったステランティスジャパン打越晋代表取締役社長
「ジープアベンジャーはこれまでのBEVとは違い、ジープらしさにこだわった独自の個性がある」と語ったステランティスジャパン打越晋代表取締役社長

 ボディサイズはコンパクトにもかかわらず、グランドチェロキーやコマンダー、コンパス系譲りの洗練された角ばったスタイルとなっていて、末弟とはいえ、兄貴たちと変わらない迫力がある。ヤリスクロスというよりは、そのレクサス版のLBX(460万~576万円)が最も近いライバルか(BEVではないが……)。

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■インテリアはオシャレで収納性抜群!

アベンジャーローンチエディションのコクピット。パネルのカラーはローンチエディションのみボディ同色のサンとなる。標準モデルはシルバー
アベンジャーローンチエディションのコクピット。パネルのカラーはローンチエディションのみボディ同色のサンとなる。標準モデルはシルバー

 運転席に座るとまず目に飛び込んでくるのは左右に長い(1m以上か)エアコン吹き出し口と、スマホや手帳などが置けるダッシュボード下の収納スペース、そしてショルダーバックやサコッシュなどが置ける大型センターコンソール。

 アベンジャーのコクピットはデザイン性だけでなく機能性も重視され、このような使い勝手のいい収納スペースを確保しているのが特徴だ。ドアポケットを含む収納スペースの容量は約26L。ちなみに大型センターコンソール内の仕切りは取り外すことができるのもいい。

シフトスイッチとダッシュボード下の広大な収納スペース
シフトスイッチとダッシュボード下の広大な収納スペース

 シフトはダッシュボード下のスイッチで行う。10.25インチのナビも大きくて見やすい。Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応可能し、「ジープ・モバイル・アプリ」を使って、車両の位置を特定したり、リモートでドアのロックやアンロック、バッテリー残量の確認もできる。

アベンジャーの後席。身長175cmの人が座ると頭上空間、膝前空間ともにこぶし1つ分入る
アベンジャーの後席。身長175cmの人が座ると頭上空間、膝前空間ともにこぶし1つ分入る

 運転席に身長175cmの人が最適なポジションに座って、後席に座ってみたが頭上空間、膝前空間ともにこぶし1つが入ったので窮屈な印象はなかった。ラゲッジルームは355Lの容量で、通常状態でも充分な広さだ。

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■一充電あたりの航続距離は486kmと不満なし

ステランティスジャパンのプロダクトマネージャー渡邊由紀さん、打越晋代表取締役社長、ブランドジェネラルマネージャー新海宏樹さん
ステランティスジャパンのプロダクトマネージャー渡邊由紀さん、打越晋代表取締役社長、ブランドジェネラルマネージャー新海宏樹さん

 アベンジャーはステランティスのeCMP2というプラットフォームを兄弟車のフィアット600eと共用しているが、主要コンポーネントの60%がアベンジャー専用設計だという。

 駆動方式はFF、パワートレーンは156ps/27.5kgmを発生する電気モーターを備え、バッテリー容量は54kWh、一充電あたりの航続距離はWLTCモードで486km。ちなみに日本電産ルロア・ソマーホールディングとステランティスが共同で立ち上げたジョイントベンチャー「イーモーターズ(Emotors)」製の400Vモーターを備えている。

 ジープブランドのFF車として初めて、「Selec-Terrain(セレクテレイン)」と「ヒルディセントコントロール」を標準装備。セレクテレインシステムは、ノーマル/エコ/スポーツ/スノー/マッド/サンドと6つの走行モードから選択可能。

 オフロード走行における気になる最低地上高は200mmを確保し、ブレークオーバーアングルは20度、アプローチアングルは20度、デパーチャーアングルは32度としている。

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