新燃費基準「WLTPモード」導入 カタログ燃費は今度こそ実態に近づくか?

WLTP=世界共通基準。ただし、欧州とまったく同じではない

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新東名では最高速度110km/h区間の試験運用が決まっている。最高速引き上げの行方次第では、エクストラハイフェーズ導入も含めた議論に発展する可能性もありえそうだ

 ただし、WLTPの仕様書を見て唯一気になったのは、4つある試験フェーズのうちもっとも高速なエクストラハイフェーズ(最高速度130km/h)は、「国内走行実態と乖離があるため採用しない」となっていること。

 まぁ、法定最高速度が100km/hなんだから、建前上はそのとおりなんだけど、これを採用しないと欧州車と同一条件での比較ができないということになる。

 どのみち欧州仕様の輸出モデルではエクストラハイフェーズ込みの試験をするわけなんだから、できれば参考データでもいいからそれを表示してくれることが望ましい。

 いずれにせよ、WLTPの導入によって燃費試験についてはこれまで以上にメーカーは誠実に正確な燃費データを申告する責任が生じることは間違いない。

 WLTP時代に万が一にも燃費不正などが発覚したら、信用失墜などの悪影響は国内だけでなく全世界に及ぶ。

 燃費競争はフェアにやれば決して悪いことじゃない。これからも萎縮することなく頑張ってほしいものであります。

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