■1位 トヨタプリウス 2017年1〜6月累計販売台数91,246台
今年上半期の最量販車となったプリウス。日本市場におけるハイブリッドカーの圧倒的なブランド力の強さを如実に示す好例だが、前年同期比で見ると64.0%(つまり前年比36%減)という数字もあり、「売れてるけどプリウスにしては売れていない」というやや不思議なポジションにいる。
とはいえ上半期販売トップ車種であることは変わらず、その点の理由を探ると「実はライバルがいない」という状況が最も大きいと当編集部は考えている。
言わずもがな、燃費性能に関しては(やや使い勝手に注文が付くプラグインハイブリッド車を除くと)JC08モード燃費で国産全車種中1位(40.8km/L)であり、
売れ筋グレードには先進安全技術パッケージ「トヨタセーフティセンスP」を装備し、それなりにボディが大きくて室内が広いという、「燃費」「安全」「室内の使い勝手」の三拍子をプリウスほど高次元でバランスさせた車は他の国産車には見当たらない。
もちろん「ハンドリング性能」とか「加速感」とか「スタイリング」などの要素を入れると別の車も入ってくるのだろうが、そういう部分はあまり評価されなくなっているという世相も、プリウスを後押ししているのだろう。なお個人的にはプリウスのこのスタイル、好きです。
なにげに唯一無二であること。それがプリウスの、そしてこれまで見てきた2台を含む、売れている車の特徴なのだなと、ここまで分析してきて気づきました。
コメント
コメントの使い方