V型12気筒消滅!! 日本の心、「匠の技」を極めた新型センチュリー【東京モーターショー2017】

 各メーカーから続々と東京モーターショー2017(一般公開日10月28日〜11月5日)の出展概要が発表されるなか、10月5日(木)にかなり衝撃的な発表がサラッとありました。トヨタブースに新型(次期型)センチュリー登場。それもハイブリッドカーになると。ベストカー本誌で何度か「新型センチュリーが出るらしい」と聞いてはいたんですが、V12エンジン廃止ですか。以下、一抹の切なさとともに紹介します。

文:ベストカーWeb編集部
写真:TOYOTA


■「心地よさと格の高さを実現」って……そりゃそうですよね

 初代登場は1967年、V8エンジンを搭載して30年間作り続けられたロングライフモデルとなった。2代目(現行型)の登場は1997年、国産車としては史上初となるV12エンジンを搭載し、世界に通用するフラッグシップサルーンとしてあらゆる高級装備とともに、日本ならではの手作業で作られた本木目パネルといった高度な技術が盛り込まれた。

 その甲斐あってか2006年には日産のプリンスロイヤルに代わり、「御料車」に採用。わざわざ8人乗りのリムジンに改造し、各種特殊装備を施し(その名も「センチュリーロイヤル」)納品。天皇皇后両陛下が乗車する「標準車」が1台5250万円、防弾性能等が強化された国賓接遇用の特装車が1台あたり9450万円(宮内庁が2台納入)だった。

そしてそれから20年。2代目は2016年10月に生産を終了して在庫販売のみとなり、2017年2月には販売も終了。公式サイトへの掲載も終了している。

■そしていよいよ3代目が東京モーターショーに出品

 新型(3代目)センチュリーに搭載されるユニットはV8、直噴5Lガソリンエンジン+モーターというハイブリッド仕様へと進化。「クラストップレベルの燃費」とトヨタは謳っているが、そもそもこのクラスにライバルがいない。

これが新型センチュリー。もちろんキープコンセプト。というより変えようがない

「外装デザインは、グリルなど随所に施した七宝文様や、リヤコンビネーションランプのガーニッシュ部の黒色化など、精緻な華やかさ、落ち着きを表現。

 内装デザインは、折り上げ天井様式(居室の天井の中央部を上方へ一段高く凹ませる建築様式)を取り入れ専用織物をあしらい、またリヤシートには電動オットマンを設定するなど座り心地を追求したリフレッシュ機能付アジャスタブルリヤシートを採用し、心地良さと格の高さを実現した」

 とはトヨタ公式リリースの内容。

一度は座ってみたいリアシート

「国産車唯一のV12エンジン消滅」という事実は切なさを感じるが、しかしここまで絢爛豪華だと言われると、やっぱり一度は乗ってみたい。そんなチャンスは東京モーターショーくらいしかない。会場でなら、乗り込むチャンスはあるかも。

 また東京モーターショーの楽しみが増えました。

 発売は「2018年年央」とのこと。6月頃と見られる。価格は2代目の984万〜1253万円から2割程度値上げされるとの情報。

【簡易諸元】
◎全長5335×全幅1930×全高1505mm
◎ホイールベース 3090mm
◎エンジン 型式2UR-FSE
◎エンジン 排気量4968mm
◎バッテリー ニッケル水素

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