■ドライビングポジション作り
加えて提案したいのがシートとステアリング交換だ。シートこそ体格、骨格によって合う合わないがあり、ノーマルシートに誰しもマッチするわけではない。アフター品のシートはさまざまな体型に合わせたモデルがあり、その中からチョイスすることでもっと快適なクルマにできる。
リクライニングシートはモデルごとに設計が違う。サーキット用のフルバケットシートはサイズがあり、大柄な人向けのXLサイズや、女性向けのSサイズも用意されている。
シートの取り付けもネジを締めれば付くが、プロはハンドルセンターに合わせ込みながら締めていき、ワッシャーなどを使って体型に合わせた角度にアジャストしてくれる。
ステアリングは日本車に日本人が乗っても遠いことが多い。理想としては背もたれに体重の3割くらいを預け、残りをお尻で受け止める。そのためにはある程度ステアリングを伸ばし、背もたれは少し寝かせたい。
だが、現代のクルマはステアリングに各種スイッチが入っていて、アフター品のステアリングにするとスイッチがなくなってしまう。
そんなときに切り札がワークスベルのステアリングスイッチ移設ステー(86の場合2万4800円・税別)。純正ステアリングからスイッチ類を取り外し、このステーに取り付けることでスイッチを使いつつ、ステアリングを交換して手前に伸ばすこともできる。交換工賃は車種によるが1万円~くらい。
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