高速に入るとき、いろいろ考え出してしまって緊張したり心配したりする人、案外多いのではないだろうか?
かくいう本企画担当、『あれ? ひょっとしていま逆に走ってね? と考えだして怖くなる病(不治)』の持ち主だったりするのだが、なんといまは自車の逆走を警告してくれるカーナビも存在するという。それはすごい。「Googleマップ」ってどっち向いてるかわかんないし。
正直言って、カーナビって高い。アンドロイドの端末なら「Android Auto」、iPhoneやiPadなら「Car Play」という具合に、便利なアプリもある。
しかしカーナビには、「交差点手前での詳細表示」「電波切れの心配なし」「大画面」「走行中の使い勝手・安心感」「パケット代嵩み過ぎ問題」…などなど、ナビアプリを大きくリードする部分も多い。価格帯もリーズナブルなものが増えてきた。
カー用品・自動車グッズを知り尽くすライター 那須野明彦氏に、価格も性能も要注目のカーナビ3モデルを挙げてもらう。
※本稿は2018年11月のものです
文:那須野明彦/写真:Adobe Stock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年12月26日号
■スマホナビにはない魅力は?
専用ナビよりもスマホのナビアプリのほうが便利で優秀。そう言われて久しいが、たとえば人気のGoogleマップ、いざ案内させると「なんで狭い道に誘導する?」なんてことも少なくない。無料な点は魅力だけど、決して完璧ではないのだ。
車載ナビならそんなことはまずないし、アプリよりも優れた点も多い。例えば大画面。最大で11型とスマホとは比較にならない大きな地図で見やすい。また、車内利用に特化したメニューやメカニカルスイッチなども使いやすい。
加えてETCやスマホアプリとの連動もできるし、通信不要。スマホだと気になる夏の暑さの心配もいらない。
それにインテリアにこだわるなら車種専用デザインもスマホでは不可能だろう。
■那須野氏イチオシのカーナビ 3モデル
そんなまだまだ魅力的な最新の車載カーナビのなかからお薦めの3モデルを選ぶなら、まずはパナソニックのPND、ゴリラCN-G1200VD。
■最新モデルは高速道路の逆走を警告! ゴリラ CN-G1200VD
パナソニック/実勢価格:約6万4000円
液晶は7V型と大きくPND初の逆走検知機能や安全・安心運転サポートも搭載。さらにVICSWIDE対応で渋滞回避にも対応している。対応衛星も多く据え置き器に匹敵する精度と機能はかなり魅力的。
また、カロッツェリアのサイバーナビ、AVIC-CL902にも注目。
■スマホなどにつながる機能搭載の高機能カーナビ サイバーナビAVIC-CL902
カロッツェリア/実勢価格:約17万円
8V型ディスプレイを持つ定番の高機能ナビだがポイントはアプリ連携やLINEによる設定機能。サイバーナビは多機能すぎて操作が難しいというイメージがあったが本機なら簡単。
さらにドライブサポート機能を実現するマルチドライブアシストユニットやデータ通信専用通信モジュールなど拡張性の高さも魅力。それでいて実売価格は10万円台中盤とお手頃。ハイスペックな車載ナビとして狙い目のモデルといえるだろう。
車種専用ナビのトップブランド、アルパインのビッグX11もいい。
■純正ナビのような一体感を実現する車種専用ナビ ビッグX11 EX11Z-SE-NS-AM/
EX11Z-SE-NS
アルパイン/実勢価格:約20万7000円
注目はセレナNISMO専用のEX11 Z-SE-NS-AMだが、11型という大画面でインパネとのマッチングは完璧。純正のインテリジェントアラウンドビューモニターやステアリングスイッチにも対応と同車オーナーであるなら純正ナビよりもこちらをぜひお薦めしたい。
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