タイヤにひび割れが入っていても車検は通る←ケースバイケース
実はタイヤの残り溝に関する法律的規制は前述のとおり1.6mmと明記されているのだが、ひび割れに関する表記はない。
ではすべて車検に通るのかというと、浅く軽微なひび割れから、ゴムが割れているのかと思えるような深く大きなひび割れまでまちまちなので、ひび割れの程度によって、検査官の判断で可否が決まる。
だから多少のひび割れがあっても車検は通るケースが多いということだ。
ただゴムのひび割れが激しいということは、ゴム自体がかなりダメージを受けており、タイヤに求められる柔軟性が著しく低下している可能性が高いので、走行中何かのきっかけで簡単にバーストすることだって考えられるので、セーフかもしれないが極めて危険。
スタッドレスタイヤは3シーズン使用可能←ケースバイケース
スタッドレスタイヤは、法律的には5分山までは冬用タイヤとして使っていいことになっています。これはスタッドレスタイヤ溝の部分に冬用タイヤとして認められるプラットフォーム(突起)があるので、これで確認することができる。
ただし、ゴムの経年変化による劣化は保管の仕方次第なので、3年は絶対に大丈夫とは言い切れない。風雨のしのげる日陰に保管していればまず大丈夫。
また保管する際は、タイヤを1本1本密閉するよりは、空気の出入りができたほうがよいのだという。
摩耗については、エッジや角が削れサイプが開いてしまうとスタッドレスタイヤとしての性能は大きく下がってしまうので、長く性能を維持したいなら丁寧な走り方も大切だ。
3年という年月よりも最優先すべきは残り溝ということになる。
サイドウオールが原因でパンクしたタイヤも再び使える←ウソ
タイヤの側面、サイドウオールをカットしてしまうなどしてパンクしてしまったタイヤはもう使えない。これは鉄則。サイドウオールはトレッド面と比べるとゴム層がとても薄く、強度的に補修が効かないのだ。
ゴム層の厚いトレッド面なら、パンク修理用のゴムを埋め込んだり、パンク修理材で穴をふさぎ修理することができるが、サイドウオールは不可。
たいていの場合、サイドウオールをカットすると急激なエア抜け≒バーストして一瞬で走れなくなってしまう。
サイド補強型のランフラットタイヤならそのまま80km/hで80km走り続けることができるがシールタイヤと呼ばれるトレッド面の裏にノリを貼ったタイプのノーパンクタイヤも走行できなくなってしまう。
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