清水草一が語る“オマージュカー”
オマージュというのは、フランス語で「尊敬」とか「敬意」のこと。
オマージュカーって言葉は耳慣れないけど、レトロカーが「昔の名前で出ています」だとしたら、オマージュカーは「過去の名車への敬意を込めていいとこ取りをしたクルマ」ってことだろう。歴代オマージュカーのマイベスト5を選んでみた。
第1位はやっぱり初代ユーノス・ロードスター。2シーターオープンスポーツとして一世を風靡したロータスエランのオマージュカーだ。
それをぐっと親しみやすくした出来のすばらしさもさることながら、そのロードスターが新たな巨大な流れを生んだという点で、最も偉大なオマージュカーだ!
第2位はフィアット500ツインエア。もちろんヌオーバチンクエチェントが元ネタで、レトロカーともいえるけど、ツインエアはちょっと違う。
だってエンジンまで昔っぽいから! そしてそれがメチャクチャ魅力的! こういうレトロカーはほかにちょっとない。ある意味完璧なオマージュといっていい。
第3位はフェラーリ458イタリア。死ぬほど惚れている我が愛車ですが、これはディノのオマージュカーだ。ディノだけじゃなくてほかの昔のフェラーリの要素もいろいろ入ってるけど、サイドの曲線美はディノへのオマージュ。見事すぎる美の継承だ。
第4位は今回の記事のBMW2002オマージュ。「そう言われれば」くらいの似加減がイイ。
そして第5位は、ハコスカのオマージュである日産IDx。一目見て惚れ込んだし、復活して欲しいけど、コンセプトモデル止まりで実現が見えないんだよね~。
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