■なぜ2019年に名門車が多く消えたのか?
その理由としては、
◎トヨタは2020年5月から4つあった販売チャンネルが全国的に1つに統合される。そのため兄弟車はなくなることになり、同じように販売不振車も代わりになるクルマを用意した上で生産終了を進めた
◎収益が急降下した日産も2019年7月に「2020年度までに2020年度までに商品ラインナップを10%以上効率化する」という発表を行っており、(国内専売仕様となっている)キューブとジュークの生産終了も順当な話ではある
◎日本市場での販売台数が落ち込み、国内専売の仕様を維持するのが難しくなってきた
と、上記のような要因が浮かぶが、結局は(たとえば排ガス規制のような「これだ」という決定的な要因があるわけではなく)いろいろな要素、タイミングが重なったということだろう。
やや強引にまとめると、名前を上げた名門車には「平成」という時代を牽引したクルマも多く、そのクルマたちが2019年に生産終了となるのは元号が変わったこともあり、「平成から令和への移り変わり」の象徴のひとつなのかもしれない。
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