クルマのおもちゃのド定番といえば、やっぱりトミカだ。幼児から大人まで、見て触れて、遊んで楽しめるトミカ。大人の鑑賞用としても十分に楽しめるし、小さな子供が手に取って遊ぶことを考えて、トミカの安全性は非常に高い。今回は、トミカの安全に対するこだわりを解説していく。
文:佐々木 亘/写真:Adobe Stock(メイン画像=theghan)
【画像ギャラリー】本物のゲレンデに見えた!! 超リアリティがあるトミカをギャラリーでチェック(3枚)画像ギャラリー半世紀以上を子供と一緒に駆け抜けてきた
トミカが発売されたのは1970年(昭和45年)のことだ。既に発売から50年以上が経過し、お爺ちゃんからお父さん、そして現在成長を続ける子供までが、リアルタイムに触ってきたおもちゃなのである。
子供の手のひらに収まる絶妙なサイズ感と、小さいながらも精巧にデザインされた外観には、子供から大人まで目を奪われるだろう。また、タイヤの稼働以外に、ドアやサスペンション、はしご車のはしごが伸びるなどの細かいギミックが、各車両に1つ設定されているのも面白い。
これまでに登場してきたトミカは、約1,000車種。毎月第3土曜日はトミカの日として、新車が登場し、既存のラインナップと入れ替わる。
製品は標準的なトミカから、キャラクターコラボ、そして大人向けの専用金型を用いてフォルム・塗装・デザインにリアリティを追求したトミカプレミアムなど、様々な種類を展開し、大人も子供も飽きることなく楽しめるのだ。
【画像ギャラリー】本物のゲレンデに見えた!! 超リアリティがあるトミカをギャラリーでチェック(3枚)画像ギャラリー対象年齢3歳以上だが……誰が手に取っても大丈夫な製造・設計に感服
トミカの対象年齢は3歳以上と明記され、日本玩具協会が管理する玩具の安全性を示すSTマークの付いた商品だ。機械的・可燃・化学的安全性に適合している。
トミカのボディはダイキャスト製で、タイヤや窓ガラスはABS樹脂、リアにGTウィングのような突起物がある車種では、ウィングを合成ゴムで作り、柔らかい素材で再現されるようになった。
ダイキャストは経年劣化が起こりにくく、大切にすれば半世紀以上保管していても朽ちていくことはない。親から子へ、子から孫へと継承することを見越して素材選定をしているという。
また、トミカの外観をよく見ると分かるが、ほとんどのクルマにサイドミラーが存在していない。これは、突き出た部品が刺さって、子供が怪我をしないようにしているということ。ミラー無しでも外観のデザインバランスが取れているのが、トミカの素晴らしいところでもある。
小さな部品を使わないことで誤飲の危険性も減らしている。トミカ自体の大きさも、手に取って口に入れることはできるが、子供が簡単に飲み込めるほどの大きさにはなっていない。ここも子供に安全に遊んでもらうためのポイント。塗料にも有害な物質は含まれておらず、食品衛生法に適合した塗料を使用しているため、子供が舐めても大丈夫だ。
対象年齢は3歳となっているが、両親がしっかりと見ている状態なら1歳くらいから手に取っても安全に遊べるくらいに、トミカの作り方にはこだわりが見える。ブーブー遊びだけでなく、並べて、積み上げてと遊び方は無限大だ。
子供はもちろん、大人も楽しく遊べるのがトミカの良いところ。これだけこだわって作り、毎月新車が登場するにもかかわらず、そのお値段はトミカシリーズで550円(税込み)というのだから、タカラトミーさんの企業努力には頭が下がります。
我が家では生後半年の息子が、既にトミカに興味津々。お父さんもトミカをきっかけにして、自然に育児へ入ってほしい。トミカは、いつまでも、どんな世代からも愛されるモノであり続けるだろう。
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