ええええ、元々日本発売予定だったの!? マツダCX-50結局日本くるの!?

ええええ、元々日本発売予定だったの!? マツダCX-50結局日本くるの!?

 マツダが北米と中国で販売し、特に最近の北米での好調を牽引するSUVとなっているミドルSUVのCX-50。なぜ日本で販売されないのか不思議だ。実はCX-50は開発当初、日本での発売を想定していたという。はたして今後、日本で発売されるのだろうか?

文:ベストカーWeb編集部/写真:MAZDA

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なぜ日本で売らないのか? CX-50はなぜ日本で販売しない?

北米、中国市場で販売されているCX-50.ボディサイズは全長4785×全幅1920×全高1638mm、ホイールベース2815mm
北米、中国市場で販売されているCX-50.ボディサイズは全長4785×全幅1920×全高1638mm、ホイールベース2815mm

 マツダCX-50をご存じだろうか? オーバーフェンダー風のクラッティングパネルが装着されたワイドボディがめちゃくちゃカッコいい。CX-60やCX-80はオシャレな都会派SUVだが、CX-50はワイルド感たっぷりで本格的な四駆をイメージさせる。

 CX-50は北米向けのクロスオーバーSUVモデルで2021年11月に発表された。ベースはCX-30などと同じFFベース。そもそもCX-50は北米向けのクロスオーバーSUVモデルとして2021年11月に発表された。

ワイドなリアフェンダーがカッコいい
ワイドなリアフェンダーがカッコいい

 ボディサイズは全長4785×全幅1920×全高1638mm、ホイールベース2815mmで、日本でのCX-5(全長4540×全幅1840×全高1705mm、ホイールベース2700mm)とCX-60(全長4740×全幅1890×全高1685mm、ホイールベース2870mm)と比べると、CX-5よりひと回り大きく、CX-60よりもややワイドで全高がかなり低めに抑えられている。

 CX-50自体が北米と中国市場(長安マツダ)に向けたモデルなので、日本市場で販売する予定は今のところはない。

CX-50北米仕様。この角度から見てもワイルドでカッコいい
CX-50北米仕様。この角度から見てもワイルドでカッコいい

 全幅が1890mmよりワイドな1920mmなこともあって、日本市場ではデカすぎると最終的に判断されたのだろうか? 

 マツダ関係者に改めて「なぜCX-50は発売されないのか?」を聞いたところ、なんと開発当初は日本市場で販売することを想定していたという。実にもったいない。写真を見ればわかるとおり、ワイドフェンダーで実にカッコいい。

CX-50のコクピット。他のモデルと同様、質感も高くオシャレ
CX-50のコクピット。他のモデルと同様、質感も高くオシャレ
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トヨタTHSIIを搭載したCX-50ハイブリッドの可能性もなし?

トヨタのTHSIIが搭載されているCX-50ハイブリッド
トヨタのTHSIIが搭載されているCX-50ハイブリッド

 さらに魅力的なのは、中国市場に続いて北米市場で2024年後半から販売されたCX-50ハイブリッド。ハイブリッドシステムがマツダ社内のMX-30のロータリー+2モーターでもCX-60の2.5L+1モーターでもなく、実は2.5L、直4エンジンを含めRAV4 PHEVなどに搭載されるトヨタのハイブリッドシステムのTHSIIなのだ。

 ハイブリッドモデルのエクステリアはホイールやフロントバンパーがほかのモデルとは異なり、インテリアは新しいレッドレザーなどが装備され、明確に差別化されている。

 CX-50の価格は、1ドル161円換算で、ハイブリッド・プリファードが約548万5100円(3万3970ドル)、ハイブリッド・プレミアムが603万9000円(3万7400ドル)、ハイブリッド・プレミアムプラスが646万6900円(4万50ドル)。

 このTHSIIを積んだCX-50ハイブリッドの日本導入の予定も残念ながらいまのところなし。マツダは2030年に向けた中期経営計画で、2022年から2024年にかけて、ラージPHEVを中心に展開し、今後の主力はPHEVとBEVとみている。

 2025年から2027年にかけて新しいBEVを開発し、軸足をEVに移す開発強化期間とし、2028年から2030年にはBEVの本格導入期間としている。

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THSIIを積んだCX-50ハイブリッドの走りはどうなのか?

ワイルドさに燃費性能が加わったCX-50は絶対日本で販売すべき!!
ワイルドさに燃費性能が加わったCX-50は絶対日本で販売すべき!!

 このCX-50ハイブリッドの走りが、トヨタSUV(RAV4)とどう違うのか気になるところ。マツダのエンジニアは「アクセルペダルの反応などハイブリッドパワートレインの細部にまでこだわり、CX-50 の特徴であるコネクテッドでレスポンシブなドライビングダイナミクスを実現しています」とコメント。

 「信じられないほどのシャーシ剛性、巧みなステアリングとハンドリング、および騒音、振動、ハーシュネス (NVH) を削減するため重点をおいた設計により、コンパクトクロスオーバーハイブリッドセグメントのなかでも洗練された走りが楽しめる」としている。

 開発当初は日本での販売が考えられていたというCX-50。ワイドフェンダーが迫力満点で、トヨタハイブリッドを搭載しているとくれば、なぜ日本で売らないのか? と思う人は多いだろう。

 欧州で発売されるMAZDA6e(EZ-6)ともども、CX-50の日本発売をお願いします、マツダさん!

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