最近増えている旧車のレンタカー。ノスタルジック2デイズでも新たにサービスをスタートさせる「ときめきカーレンタル」がブースを構えていた。だが展示されている車両を見ると、ラリー車のようだ。普通の旧車レンタカーとはひと味違う様子を感じたので、実際に話を聞いてみた。
文・写真:西川昇吾
【画像ギャラリー】本物さながらのラリーカーに乗れるなんて夢みたい!! 魅力的すぎる2台がコレ!!!!!(14枚)画像ギャラリーWRCクラス優勝経験者が立ち上げた夢のサービス
「ときめきカーレンタル」を運営しているのは、株式会社アベニールというレンタカー会社。元々は一定期間のカーリースを中心にレンタカー事業を行っている会社だ。
実は代表の中川賢一氏の父である中川一氏はラリードライバーで、初代RX-7であるSA22Cで1979年のWRCモンテカルロラリーに参戦し、クラス優勝をした人物なのだ。
今回展示されていた黄色のSA22Cは当時優勝を飾ったマシンのレプリカ車両。本物はマツダが所有していて、モンテカルロのヒストリックラリーにも出走している。
今回展示されていたレプリカ車両もレンタカーのラインアップにあり、実際に借りることが可能となるそうだ。
元々ラリードライバーとして活躍していたこともあり、コレクションもラリーマシンが多いとのこと。
しかし、一氏がご高齢になったこともあってか、あまり動かしていない車両もチラホラ。これを上手く活用する方法はないか? その魅力を伝える手段はないか? そのような考えからレンタカーサービスをスタートさせるに至ったそうだ。
【画像ギャラリー】本物さながらのラリーカーに乗れるなんて夢みたい!! 魅力的すぎる2台がコレ!!!!!(14枚)画像ギャラリーホンモノさながらの走りが味わえちゃうなんて魅力的
クラリオンカラーとライトポットなどで徹底的に優勝マシンを再現したSA22Cは、今回のサービス開始にあたり新たにエンジンをオーバーホールしたそうだ。
チューニング内容に関しては流石に本物の再現とはなっていないが、ラリータイヤを装着した出で立ちが「それらしさ」を引き立てている。
隣に展示されていた510ブルーバードSSSもスペシャルな1台。ノーマルの1.8Lエンジンから2LのL20Bに載せ替えて、ソレックスの40ファイキャブレターと3層ラジエーターで走りのチューニングがされている。
また、サスペンションも大森のスポーツオプションであるラリーサスペンションが組み込まれているそうだ。
今回ノスタルジック2デイズの会場には自走で搬入したとのことで、コンディションもバッチリと言える。
ラリー仕様ならではの独特の乗り味を楽しめる貴重なレンタカーサービスがスタートするのは、ラリーファン必見と言えるだろう。
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