別記事にて、乗っていると「小金持ち」に見えるクルマを探してきたが、小金持ちに見える「旧車」というのは、はたして存在するのだろうか。ここでは我らが伊達軍曹どのが、小金持ちに見えそうな旧車を何台か見つくろってみた!!
※本稿は2025年2月のものです
文:伊達軍曹/写真:いすゞ、トヨタ、スバル、日産 ほか
初出:『ベストカー』2025年3月10日号
相場高騰により入手がやや困難
当然ながら旧車は金持ちっぽく見える。例えば休日にヨタハチ(トヨタ・スポーツ800)を走らせている男性は、どこからどう見ても老舗和菓子屋の6代目か、あるいはIT長者にしか見えない。
それゆえ、ヨタハチ的なものを購入すれば、容易に小金持ちあるいは大金持ちに見えるわけだが、問題は「旧車は相場が高騰しているため、そもそも購入が難しい」ということだ。
前述のトヨタ・スポーツ800の相場は約500万円であり、購入後の維持とレストアにも金がかかる。庶民にはなかなか難しいのだ。
そしてその他の旧車も全般に高騰しているが、そんななかでもここに挙げている4車種は、比較的安価にて入手できる。もちろん維持には手間もカネもかかるが、一種の趣味としては悪くない選択だろう。
いすゞ 117クーペ
巨匠ジウジアーロがデザインを担当した美しきクーペ。1000万円級の相場になってもおかしくない名車だが、角目になった後期型であれば総額200万円台でイケる。
トヨタ クラウン(130系)
この世代でなくてもいいのだが、とにかく「古めのクラウン(フルノーマル)」に乗っている人は全員、地主または旧家の12代目当主に見える。セドリックでもOK。
スバル 360
大人気の「てんとう虫」だが、相場は意外と高くはない。また当然ながらセカンドカーとしての使用をイメージさせるため、「複数台を所有できるだけの余裕」もアピールできる。
日産 シーマ(初代)
かの有名な「シーマ現象」を巻き起こした名作。きれいめなノーマル車は今や少ないが、2ケタナンバーの良質な中古車がもしも見つかれば、間違いなく地主に見える。






















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