2020年にトヨタSUVの共喰いが拡大!?
近年の国内販売台数は、500万~530万台の間で推移しており、2019年は519万5134台であった。国内の市場規模は限られるから、販売の好調な新型車が登場すると、ライバル車が影響を受けるのは避け難い。
この状況のなかで売れ行きを伸ばすには、新しい需要を開拓できる新型車を投入することが大切だ。
ロッキー&ライズは、それに相応しいといえるだろう。開発者の「マニュアルトランスミッション車はないのか、という質問を多く受けた。このような質問を受けたことは、ほとんどない」という言葉は、新しい需要を生み出しているように受け取られる。
2019年1~12月の小型/普通車販売ランキングを見ると、上位にはノート、アクア、シエンタ、フィットなど、5ナンバーサイズのコンパクトな車種が並ぶ。日本で使いやすい適度なサイズで、いかに楽しいクルマを提案できるのか。
ロッキー&ライズは、成功のヒントを示しているように思う。おそらくロッキー&ライズはこのまま好調な販売をキープしていくだろう。
そして、2020年にデビューするトヨタのSUVは、さらに共喰いが起きる可能性がある。
ベストカーWEBの情報によれば、5月にTjクルーザー、ハリアー、2020年中にはランドクルーザー300(詳しい時期はまだ未定)がデビューするといわれているからだ。今度は大型SUVでも共喰いが発生するかもしれない。
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