映画やドラマ、漫画といった様々なシーンに登場し、その魅力あふれる活躍が鮮烈に思い出されるクルマを、造形や細部に渡る塗装で最大限に再現したのが、トミカプレミアムunlimitedだ。このシリーズにアラフォーミニ四駆世代の胸を熱くする、2台のクルマが加わった。物語の大きな転機に登場した忘れられない2台が、トミカの世界で復活する。
文・写真:佐々木 亘
【画像ギャラリー】塗装の完成度が高すぎるのよ!!!! ネオトライダガーZMCとビークスパイダーをギャラリーでチェック(7枚)画像ギャラリー最強の矛盾対決ここに決着!
トミカとタミヤのコラボレーションは、これまで12台のトミカプレミアムunlimitedを生み出してきた。往年のレーサーミニ四駆にRCバギーのリバイバル、そして爆走兄弟レッツ&ゴーのメイン車種となるフルカウルミニ四駆にまでコラボモデルは増殖中。コラボシリーズの13・14台目となるのが、今回発売したネオトライダガーZMCとビークスパイダーだ。
主人公(星馬烈・豪)のライバルとして登場し、のちにチームメイトになる鷹羽リョウが操るトライダーガーXが、主人公たちと敵対する大神軍団の沖田カイが操るビークスパイダーと対決し、切断されてしまう。ビークスパイダーへリベンジするために、ZMCという軽量・高強度の新素材を使って生み出されたニューマシンが、ネオトライダガーZMCである。
両者の特徴が忠実に再現された、2台のトミカ。その細部を確認していきたい。
プレミアムならでは美しい仕上がりは涙もの
まずはネオトライダガーZMCを見ていこう。前出のマグナム・ソニックセイバーやビクトリーマグナム・ヴァンガードソニックと同様、土台となるのはスーパー1シャーシ。青いローラーがフロント部分に付けられており、セイバーシリーズと同じものが準備されたようだ。
赤いホイールは、今回登場のビークスパイダーと同じで、ミニ四駆コラボの中では新しいカタチ。ネオトライダガーZMCのトレードマークでもある、フロントのホイールキャップもしっかりとある。
ガンメタリックに塗装されたボディは、最強素材のZMCを想起させ、キャノピーやグリル部分の塗り分けもキレイだ。さらに実際に手に取ってしっかりと見てほしいのが、炎のグラフィック。ザラザラなボディ素材に対して、ツルツルで光沢のある炎のビジュアルが非常に美しい。さらに触ると凹凸があり、劇中でZMCが焼結した際に熱によって付いたとされる炎の模様が、忠実に再現されているのだ。
続いてビークスパイダー。蜘蛛の巣を模したボディデザインに、作中では走行時に刃となる、フロントタイヤを囲うように配置されたフロントバンパー部(フロントタイヤガード部)も、しっかりとエッジが効いている。また、三段式のリアウィングも細かく再現され、ウィング最上部にある「BEAK SPIDER」の文字の頭にある蜘蛛のワンポイントも、小さいながら蜘蛛の足一本一本まで読み取ることができるのが凄い。
両車ともに、サスペンションなどのギミックは無いが、フロントローラーはしっかりと回り、走行も滑らかだ。ミニ四駆のように走らせて遊ぶのも、また楽しい。
同シリーズの他のモデルも集めて、専用コースを手作りし、童心の頃の走行シーンを再現するもよし、ジオラマの中に投入して、劇中のシーンをトミカで再現するのも面白いだろう。また、仕事のデスクの上に置いておけるサイズなので、デスクワークのテンションを上げる元気の源として、トミカ×ミニ四駆を使うもよし。楽しみ方は無限大だ。
スピンアックスやプロトセイバーなど、トミカで登場していないマシンはまだまだ多い。今後のトミカとミニ四駆のコラボレーションの広がりにも、要注目だ。










コメント
コメントの使い方