ミニ四駆やトミカを、「子供のおもちゃ」と侮るなかれ。今やどちらも、大人がどっぷりハマれるホビーのレベルへ昇華している。
そんなミニ四駆とトミカのコラボ商品が、先日登場した。今のアラフォーに刺さる、爆走兄弟レッツ&ゴーとのコラボアイテム、「マグナム・ソニック」だ。今回は、細心のトミカと約30年前のトミカを比較検証もしていきたい。ミニ四駆世代は、このトミカ買うしかないぞ!
文/佐々木 亘、写真/ベストカー編集部
■トミカプレミアムunlimitedにマグナム・ソニックが登場!
映画やドラマ、コミックといった様々なシーンに登場するクルマを、造形や細部にわたる塗装で最大限に再現した「トミカプレミアムunlimited」シリーズに、爆走兄弟レッツ&ゴーのミニ四駆が追加された。
クルマのおもちゃ・ホビーにおける強力ブランドの「タミヤ」と「トミカ」が夢のコラボ。2024年1月にレーサーミニ四駆のアバンテJr.が登場し、今回第2弾としてフルカウルミニ四駆の「マグナムセイバー」・「ソニックセイバー」が追加されている。2024年7月にはブラックセイバーも登場する予定だ。
大人も熱くなるトミカに、今のアラフォー世代が子供のころにドはまりしていたミニ四駆が登場するとあっては、もう買わないわけにはいかない。かなり精巧な出来は、ミニ四駆ファンも大満足の一台だ。
■約30年前のキャラクタートミカとはデキが違うぜ!
実はトミカと爆走兄弟レッツ&ゴーのコラボは、1996年にも行われている。当時は、キャラクタートミカとして販売され、全14台のマシンがトミカ化された。
爆走兄弟レッツ&ゴーが大好きだった筆者。その中でも「星馬烈」が操るソニックセイバーが大好きで、父親にソニックセイバーのキャラクタートミカを買ってもらい、今でも大切に飾ってある。
せっかくなので、約30年の時を経て、ミニ四駆トミカがどう変わったのかも見ていきたい。
先代、キャラクタートミカのソニックは、一般的なトミカと同じような赤いロゴの箱に入っていた。ボディはミニ四駆と比較すると、幾分か比率が縦長であり、若干の違和感がある。ウイングは真っ赤に塗られ、SONIC Saber(ソニックセイバー)の文字は無く、同梱されたシールを貼って完成させる仕様だった。
ローラーとタイヤは回るものの、どこかチープさが抜けなかったキャラクタートミカ。これもこれで味があるといえば味がある。ただ、これと比較すると、新しく発売されたソニックセイバーは、全てにおいてプレミアムなのだ。
まずは箱から良いんです! 上下に分かれるミニ四駆の箱をそのまま再現したパッケージは、箱を開ける当時のワクワクがしっかりと感じられるものになっている。箱の中にはソニックセイバーが鎮座し、私たちの手に取られるのを待っていた。
ボディの縦横比はもちろん、カラーリングもお見事の一言。塗り分けは細かく、色調も元のミニ四駆に近いのがイイ。個人的には、フロントローラーが青になっているのが胸熱ポイントだった。
さらにボディをひっくり返すと見えてくるシャーシ部分も再現度が高い。スーパー1シャーシの形状はもちろん、ギアボックスの深緑色も表現されていた。こいつは本当にトミカサイズになったミニ四駆だ。
28年の時を超えて、より緻密に美しく表現され直したミニ四駆トミカ。これはトミカファンもミニ四駆ファンも、爆走兄弟レッツ&ゴーファンも納得の逸品だと思う。
最近ワクワクしていないなと沈み気味なアラフォーの皆さん! トミカプレミアムunlimitedのマグナムやソニックを手に取り、あの頃のワクワクを思い出してみてはどうだろう。時には子供と、ミニ四駆にハマっていた当時の話をしながら、ミニ四駆とトミカを並べて遊ぶのもいいかもしれない。
【画像ギャラリー】新旧ミニ四駆トミカを比較!!「いっけえ〜!! おれのマグナム&ソニック!!」叫べ!! おとなの姿をした少年たちよ!!(5枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方