本誌『ベストカー』にて好評連載中の「有名人が語る 私とクルマの関係」。今回は、タレント、歌手として活躍する元おニャン子クラブの内海和子さんが登場だ! 子育てを終え、愛犬との時間も大切にしながら、東京と熱海の二拠点を自らの運転で行き来するライフスタイルを送る内海さん。そんな内海さんの愛車はBMW X2 xDrive 20i M Sportだ!
文:老川善博/写真:山田泰弘/構成:伊藤明弘
おニャン子で超多忙のなか取得した免許。なのに目の前に現れたのは…!!?
スタイリッシュなフォルムながらも大胆なグリルデザインにSUVとしての逞しさを感じるBMW X2。おニャン子クラブ全盛期のフロントメンバーであった内海和子さんの愛車だ。
子役として活躍していた内海さんは、運転免許取得までまったくクルマに興味がなかった。
「大学に入ると父に教習所へ通わされたんです。すでにおニャン子で忙しく、めちゃくちゃ大変でした。教習所からは朝7時に来るように言われ、親身に指導してもらいましたが、それでも一年くらいかかりましたね」
父が用意したクルマはベンツのC180だった。
「父が選び、仕方なく乗りました。小さくてカワイイ色のクルマに乗りたかったけど、来たのはおじさん車でガッカリしました」
未知のレース界から突然のオファー
おニャン子を卒業し、たまたま知り合ったレース関係者に、レーサーになってみないかと誘われた。
「いろんなことを吸収したかったので、挑戦することにしたんです。初めて見たサーキットは華やかで、F3000やF3を観戦してみて、こんな世界があるんだって感動しました」
カート、ジムカーナから始め、B級、A級とライセンスを取得。好奇心だけで始めたが、一年後にはサーキットデビューを果たす。
「日産ワークス陣から熱心に指導いただきました。手の豆が破けて血だらけになるほど練習しました。筋トレも始めて、『ワタシ、何をやってるんだろう?』とふと我に返ることもありましたね(笑)」
いつも今日死ぬかもしれないと思っていたという。
「めちゃくちゃ怖いんですよ。燃えてるクルマも何度も見ました。命を懸けてるプロのレーサーを見て、リスペクトしていました。女性の私がやったらどういう気持ちになるんだろうって興味も湧きました」
恐怖心との闘い、度重なる怪我
レース活動はおおよそ3年で終わりを迎える。
「富士のシケインで4回転したこともあったし、気づいたら病院だったり、つくばの最終コーナーに激突して肋骨にひびが入ったり。クラッシュしてもその日のうちに必ず乗るんです。休んでしまうと怖くなって乗れなくなっちゃうので。でも、年齢を重ねるとともにそれに耐える精神力がなくなってしまい、最終的に降りることにしました」
旦那さんとの出会いもサーキットだという。
アプリで愛車管理 先進機能も充実
「主人が輸入車のディーラーに就職し、それからクルマはほぼBMW。このX2はとてもパワフル、そして、ちょっとした自動運転やアプリでクルマの状態を管理するなど、技術の進化を体感しています。縦列駐車はモニターのみでやるようになりました。でも、何よりいいのは、車内の居心地。私にとってクルマは部屋なんです。中はワタシ、外は主人がいつもきれいにしています」













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