【N-WGNの自動ブレーキ! リーフの加速力!!】 乗ってわかるあのクルマの「ズバ抜け」部分 6選

■スバル WRX S4の“鬼がかってる”加速力!

 今年から厳しくなるCAFE(企業別平均燃費)により、次々と大出力エンジンを搭載したスポーツモデルが絶版になっていく。

 すでにWRX STIはオーダーストップを発表した途端、瞬時に売り切れてしまった。これからも続々と絶版車が出てくることだろう。

 そんな状況のなか、強くプッシュしたいのがWRX S4であります。現在販売されているクルマのなかで最もコストパフォーマンス高い。

“速さで選ぶコストパフォーマンスの高さ”、それがWRX S4の長所だ。乗ってみれば実感湧く

 なにしろ300馬力/40.8kgmという今や希少となりつつある高性能エンジン積む。

 乗ると当たり前のことながら速いです! 発進加速タイムは走り出す時のダッシュが強くないため0~100km/hタイムで5秒台中盤。

 しかし、走り出して4000回転くらいになったらWRX STIに匹敵する加速を見せる。買うなら早めに。

■マツダロードスター 走ってもよし! そして実は「燃費」もよし!

 マツダロードスターといえば「ハンドリングを楽しむスポーツモデル」だというイメージが強いと思う。しかし! オーナーの皆さんならご存じのとおり、メチャクチャ燃費よいのだった!

 考えてほしい。毎年秋口に開催される「ロードスター・メディア対抗4時間レース」では、4時間を60Lのガソリンで走らなくちゃならない。

走りがいいのはわかるが実燃費までもいいときた

 優勝チームは180周くらい走るため、実燃費は6km/Lを超える計算。国際格式のレースに出場しているようなドライバーが汗だくになって走って6km/Lも走れるのだから素晴らしい!

 街中を普通に走っても15km/Lくらいまで伸びる! 通勤用の相棒として使ったってまったく負担にならない燃費です。そればかりか、多少元気よく走っても12~13km/Lといったイメージ。ライトウェイトスポーツはECOですね!

■トヨタグランエース 極上の乗り心地

 ハイエースの兄弟だと思ってグランエースに試乗したら、心底たまげた! ハイエース、走りの質感は働くクルマから一歩も出ていない。

 ところがグランエースときたら、乗り心地のよさに驚くばかり。例えばボディ剛性。荒れた路面を通過したってミシリとも言わない。

 そのうえで、新設計となっているリアサスが滑らかにストロークするのだった。

乗り心地の質感、ミニバンNo.1! 乗ってみたからこそわかること!

 トドメはステアリングフィール。チョロチョロするハイエースと違い、ドッシリしてます。商用車的な外観からすれば、いい意味で激しくインパクト受ける。

 乗り心地の質感、アルファードを含め、日本で販売しているミニバンじゃダントツにいい。

 ふつうの人だと乗る機会がほとんどないのは残念なこと。送迎専用車として使うの、もったいない。ファミリー仕様もぜひ!


【番外コラム】この長所はほかには「ズバ抜け」なクルマ。渡辺陽一郎さん、教えてください!

 軽スーパーハイトワゴン以外の軽で後席が広いモデル? エブリイワゴンだね(写真)。前席と後席のヒップポイント間が1000mmもあり、驚きの広さ。またアルトやミライースも意外と広く、空間効率が高いプラットフォームを採用しているのがミソ。ミドルサイズセダン並みだけど、座面に奥ゆきがないので座り心地は……チープですけどね。

 コンパクト輸入車で? ルノーキャプチャーしかない。後席の二ークリアはこぶし2個ぶんあり、CX-5とほぼ同じ。輸入車にしては意外な広さですよ。

 新車価格で「最も安い=長所」にすると何か? ハイゼットカーゴが約95万円だけど、N-VANが推し。先進安全装備付きで約129万円、これはほかに負けない長所といえる。逆に「高い軽」はN-BOX。最上級は乗り出し価格で230万円ほどになるから。あ、これは短所かな(笑)。

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