47都道府県、全国を見渡せば地域ごとでクルマ事情が違うのはご存じのとおり。そこで、ご当地の様子がうかがえる数字をちょっと調べてみた。
今回は軽自動車、ガソリンスタンド、信号機の数を比較してみる。
文:ベストカー編集部
ベストカー2016年6月10日号
軽自動車の多い県、少ない県は?
軽自動車の普及率を各都道府県100世帯あたりの台数で比較してみた。ベースとなる保有台数は全国軽自動車協力連合会の調べによる2013年3月時点のもの。
佐賀県と鳥取県は100を超える数字となっているが、これは各世帯に1台以上軽自動車があるということ。逆に少ない東京は10世帯に1台の割合だ。トップとワーストで、かなり大きな違いが確かめられた。
ガソリンスタンドが多い県、少ない県は?
1995年を頂点に日本のガソリンスタンドは減少傾向が続いている。燃費のいいクルマがどんどん増えているため、ガソリンスタンドの業績は悪化。結果的にはガソリンスタンドの廃業が進んでいる。
「うちの近所のスタンドもなくなった」なんていう読者の方もいることだろう。2013年度の全国のガソリンスタンド数は3万4706件。
さかのぼること15年前、1999年当時のガソリンスタンドの総数は5万5153件だったので、実に2万件も減っていることになる。
そんなちょっとさみしい現在において、最もスタンド数の多い都道府県はというと、それは北海道の1944件(1999年より764件減少)である。
ところで、各都道府県で10万人当たりのガソリン店舗数を調査してみると、最も多いので島根県で51.3店舗。
逆にもっとも少なかったのが東京都の8店舗という結果に。これはつまり、東京は人が多すぎってことかも。トップとワースト5の結果は以下のとおりだ。
信号機数の多い県、少ない県は?
交通安全にも関わる信号機。大都市部では、ものすごい数の信号機が日々の交通をさばいてるわけだが、もっとも多い県と少ない県はどこだろう?
ここでは警察庁統計の信号器数を各都道府県の人口で割り、1000人あたりの信号器数を算出して比較してみる。その結果が以下の表だ。
ワースト5は信号機の数そのものは少なくないものの、人口が多い都道府県がランキング入りした。
いっぽうで、トップとなったのは下記のとおり北海道である。面積の広さも関係するだろうが、トップ5は必ずしも人口が少ない県ではなく、北陸・中国地方に多いのも興味深い。
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