出自はレース関係? そのナゾに迫る
新車が数十年ぶりに発見されるのは時たま起こることではあるが、それはフェラーリなどのスーパーカークラスでの話。走行用とは別に保管用や投機用として購入されている個体もあるくらいだから、時折そのようなことも起こる。
しかし32GT-Rとなると希少なVスペックII N1とはいっても、シリーズ累計で4万台以上が売られた量産車であり、新車当時から投機用に20年も寝かせておくとは考えにくい。
ここからは編集部の完全なる推測として読んでほしいが、N1というグレードからしてきっとN1レース車両製作のために購入された1台ではないだろうか。
しかしなんらかの事情でレース車両としての架装を受けることがなく、そのままレースガレージなどに置かれていたと推測する。
しかしレース架装前提にしてはオプションのエアコンが設置されているなど、どうにもスッキリしない部分もある。
植田さんによるとこのクルマはオークション仕入れではなく直接買い付けとのことだった。新たな伝説が生まれそうな1台だけに、どんな形であれ完全な状態で維持されるのがベストではないだろうか?
慣らし運転も終わっていない状態のRB26。このクルマに火が入れられることは今後あるのだろうか…… 20年の時が止まっているインテリア。走行距離10kmは真実だ
まだこの個体はベストRに在庫しているぞ(2017年4月28日加筆)
今年1月にベストカーWEBに掲載して大人気のこの 32GT-R。実はまだ神奈川県川崎市のベストRさんに在庫しているとのこと。
もちろんコンディションは2016年12月の取材当時のままだ。歴史的に見ても市場に出てくることがまずない個体だけに、このクルマは今後も注目をしていきたい。
この32GT-Rを買うのは無理でも数多くの良質なGT-Rを取り扱うベストR。お目当てのクルマもきっと見つかるはずだ。アクセスは以下のとおり。
電話番号:044-980-4545
住所:神奈川県川崎市麻生区上麻生7丁目43-20
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