ここまで「コロナコロナ」言われたらやるしかない 歴代コロナ 11世代44年の歴史を振り返る

■トヨタ 8代目コロナ T150/T160型（1983～1987年）

　1982年1月に7代目のFRコロナが登場した1年後、1983年1月にFFの5ドアハッチバックが登場。この5ドアは7代目の派生車という位置づけだったが、同年10月に8代目のセダンが追加され、コロナはFR車の7代目とFF車の8代目が併売される状況となった。2L DOHCのGT-Rも設定された。

■トヨタ 9代目コロナ T170型（1987～1992年）

　9代目の5ドアハッチバックには「SF」のサブネームが付けられた。エンジンは2L、1.8L、1.5Lガソリンと2Lのディーゼル。1990年5月にはホイールベースを210mm伸ばした「スーパールーミー」を500台限定で発売した。

■トヨタ 10代目コロナ T190型（1992～1996年）

　5ナンバーサイズを守るもののボディを拡大し、居住性を改善。ガソリンエンジンはすべてハイメカツインカムの1.6L、1.8L、2L。

■トヨタ 11代目コロナ T210型（1996～2001年）

　コロナプレミオの車名に変更した11代目。コロナが付く車名はこれが最後となった。衝突安全ボディGOAを採用したほか、初の直噴ガソリンエンジンD-4も設定。最後にふさわしい力のこもったモデルだった。

■そして現在…コロナはプレミオになり、今も健在なのだ！

　コロナが取れたプレミオに車名変更。初代は2001年に登場。手頃なサイズ、価格、過不足ない性能などファミリーカーに必要なものをすべて揃えて販売中。地味なことは否めないが、逆に、時代に媚びないその姿勢に「伝統」の重さが感じられ、安心感を抱いたりする。

　2代目プレミオの現行型は2007年の登場から今年で13年目の長寿モデルだ。

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