ロードスター向けも開始!! 国産メーカーのレストアサービス
国産メーカーのレストア&リフレッシュサービスは、1993年から始まったNSXリフレッシュプランが最初。
NSXの生まれ故郷である栃木県高根沢に設けられたリフレッシュセンターにて、経年劣化部品交換から外観塗装を新車生産時と同じ作業で再塗装する大規模なものまでオーナーの要望に応じて実にさまざまなプランが用意され、これまでの実施台数は約300台。現在は約12カ月待ちとなっている。
マツダは2016年8月に初代NA型ロードスター・レストアプロジェクトを発表。2017年8月4日には「2017年内の受付開始」と「2018年初頭からサービス開始予定」であることを明らかにし、ついに開始の目処がたった。
現在、NAロードスターの部品供給率は54%ほどのため、マツダは5000を超えるパーツの製造元となるサプライヤーに再生産、復刻は可能かどうか、問い合わせ中。
すでにNAロードスターのレストア作業を実施して2017年5月の「軽井沢ロードスターミーティング」で公開すると同時に、当時のトレッドパターンが再現されたブリヂストン製のSF325、185/60R14や塩化ビニール製のソフトトップの復刻版も公開した。
また、日産もNISMOロードカーのグローバル拡大に合わせて、オーテックジャパン内にニスモ・カーズ事業部を設立して、日産パフォーマンスモデルの補修部品の再生産や供給体制を立ち上げると4月25日に発表。
このプロジェクトは「ヘリテージ・パーツ・プログラム」と名づけられ、まずはR32 GT-Rから立ち上げて、今年秋頃にはスタートするという。
すでにNISMO大森ファクトリーや日産プリンス東京・モータースポーツ室などがリフレッシュサービスを行っているが、メーカーとして行うのは初めてだ。
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車、特に時代を彩った名車は文化だ。今、日本では登録13年以上の車に重課税が課せられているが、レストアサービスは、整備技術の伝承という大きな意味も持つ。こうしたサービスがどんどん増えていってほしいものだ。



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