■来年出る「ハイスペック」モデルの詳細は?
2018年に登場するとされるリーフのハイスペックモデル。巷では「60kWh」バッテリーが搭載されるという噂がある。この点に関しても日産自動車に聞いてみた。
「2018年に発売を予定しているハイパフォーマンスモデルのバッテリーが60kWhということは事実です。距離に関してはEPA基準で連続航続距離が225マイル(約362km)以上と公表しております」とのこと。
ちなみに新型の40kWhモデルの航続距離は150マイル(約240km)のEPA基準数値になっている。日本のJC08モードに換算すれば600km近い数値になりそうだ。
航続距離が増えることばかりがユーザーの最大関心事になりそうだが、実際はそうでもないと考える。たとえば毎日片道10km程度の通勤に使うユーザーであれば、60kWhモデルの実用性はあまり高くない。
満充電までの時間も増えるし、車重自体も重くなるから電費だって稼ぎにくい。つまり短距離移動がメインならば40kWhでも充分なのである。
逆に高速道路も頻繁に使う長距離型のユーザーに関しては60kWhモデルが最適であろう。登場したばかりのiPhone8の容量を決める際も悩みそうな部分だが、容量が大きくてもそれを最大限までに活かせるかどうか、そのような視点もEVのバッテリー選びには大事になりそうだ。
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