【3】サファリ
パート1の111話で登場したサファリ(初代モデルベース)は、この時期石原裕次郎さんが当時生存率3%と言われてた解離性大動脈瘤による闘病で静養されていたこともあり、西部警察で大門団長が唯一オーダーした特別機動車両だ。
サファリにキャラクターがよく似合う苅谷俊介さん扮する源田刑事と御木裕さん扮する北条刑事が主にハンドルを握ったサファリは、鉄製ルーフが大きく開き、発砲にも活用された。
さらに、けん引する水のタンクと接続すると犯人が立てこもった建物の破壊などに貢献する放水銃や情報収集用のビデオカメラ、犯人の位置を把握するレーダーなどを装備。
パート2とパート3で「解離性大動脈瘤からカムバックした自分の姿を多くの人に生で見てもらいたい」という石原さんの希望も含め大々的に全国各地で行われた全国縦断ロケにもよく帯同していた。
【4】スーパーZ/2代目フェアレディZ
マシンX後継車としてパート2の15話で後述するマシンRSとともに登場。
基本的に大門団長がステアリングを握ったスーパーZは、2代目フェアレディZの2.8L直列6気筒NAエンジン搭載車「2by2」をベースに、大門団長が走行中にショットガンを発砲するためのフルオートガルウイングドア、ボンネットの催涙弾発射銃や4本出しマフラーを使った煙幕発生装置などを装備。
ほかのスーパーマシンと同様に基本的に番組終盤のハイライト部分から登場し、素早く自動で開くシャッターからスーパーZが発進するシーンにテンションが急上昇したファンは多かったに違いない。
スーパーZは、パート3の14話で警視庁のコンピューターから設計図が盗まれ、催涙弾発射銃から発射されるのが銃弾に変えられるなどの偽物が作られ、その性能が悪用されたこともあった。
【4】マシンRS/6代目スカイラインRS
マシンRSは、6代目スカイラインでNAの4気筒DOHCエンジンを搭載したRSのクーペがベースで、パート2からパート3初期にかけて大門軍団のナンバー2的存在を務めた三浦友和さん扮する沖田刑事がハンドルを握ることが多かった。
マシンRSは、前後シートに置かれた通信などに使うコンピューター、サーチライト、現代のものに意外に近いカーナビなどを装備していたほか、状況に応じて車道の信号を変えられるシグナルコントロールが劇中活用されることもあった。
【5】RS軍団/6代目スカイラインRSターボ&RS
パート3の16話でスカイラインRSは、6代目スカイライン前期のターボ車(グリル付きでインタークーラーなし)2台が加わり、3台体制のRS軍団となった。
ターボ2台は、「RS1」と「RS2」と命名され、RS1は攻撃&戦闘指揮車という役割を持ち、ルーフの機関砲が目立つほか、パワーアップなどにより265km/hの最高速を実現。
アフターバーナーと呼ばれるマフラーから火を噴きながら加速する急加速装置による高い瞬発力も備えていた。
RS2は、情報収集車という役割で、多くの特殊無線を搭載していたことに加え、サンルーフも装備しており、サンルーフは走行中を含めた発砲などにも活用された。
マシンRSは、このときに情報分析車という役割のRS3にNAエンジンのままリニューアルされた。
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