■7位 ミゼットII(1996年)
軽三輪「ミゼット」の名を受け継いで1996年に登場。その初代同様、小口配達に特化した小さなボディの軽トラックで、カーゴタイプも発売された。
■8位 初代ミラTR-XX(1985年)
ベースは2代目ミラで、570kgの軽量ボディに52psを発生する547ccの直3SOHCターボを搭載。専用のエアロパーツや内装も注目を集めた。
■9位 コンパーノベルリーナ(1963年)
イタリアのカロッツェリア、ヴィニャーレによるデザインが美しい2ドア/4ドアセダン。エンジンは0.8Lから後期型では1Lに拡大された。
■10位 2代目タント(2007年)
全高1700mm超による広さとスライドドア機能に加えて2代目では、助手席ピラーインドアとスライドドアを組み合わせた大開口ドアを採用。
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■幼少の夢を乗せたミゼット(松田秀士が選ぶ10台)
1位のミゼットDK型はバーハンドルで、ドアもないオート3輪。幼少の頃、このバイクともクルマとも言えないシートにまたがり、自分にもすぐに運転できると夢を描いたもの。ほとんどは農家の足であり運搬車だった。2位はコンパーノベルリーナ。コンパ—ノはスパイダーなどオープンモデルも製作。フロントサス独立懸架や4速フルシンクロMTなどこの時代では先進的技術を投入していた。
ダイハツは軽商用モデルでの実績が高く、軽乗用第1号が4位のフェロー。箱型のボディはデザイン的にも見るべきものがあった。6位のミラウォークスルーバンは商用としての使い勝手に徹したモデル。その実用性は秀逸だ。9位のムーヴキャンバスは猫バスみたいな可愛さと実用性など総合的に高く評価した。
1位…初代ミゼット(DK型)
2位…コンパーノベルリーナ
3位…コンソルテ
4位…初代フェロー
5位…タフト
6位…ミラウォークスルーバン
7位…初代ミラTR-XX
8位…ミゼットII
9位…ムーヴキャンバス
10位…初代コペン
■スーパーハイトワゴンの世界を切り拓いたタント(片岡英明が選ぶ10台)
ムーヴの上を行くスーパーハイトワゴンの世界を見せ、ママさん層を魅了したタントは軽自動車の傑作。今もブームが続いているのを見ても先見の明があったと思う。2代目シャレードもダイハツらしいマジメな作品。1Lのターボエンジンはパワフルだったし、世界最小のディーゼルもダイハツだからできた。デ・トマソでイメージも上がった。
実直さが光る昔のダイハツのなかでは軽オート3輪のミゼットが傑作中の傑作。日本の景色を変えてしまった。初代コンパーノベルリーナとスパイダーもエレガントだ。販売は今一歩だったが、ネイキッドは今なら高く評価されるはず。ダイハツの良心を感じさせるアプローズも目の付けどころがよかった。が、不具合をマスコミに叩かれ、悲運の名車に終わっている。
1位…初代タント
2位…2代目シャレード
3位…初代ミゼット
4位…コンパーノスパイダー
5位…初代シャレード
6位…初代ミライース
7位…初代コペン
8位…ネイキッド
9位…パイザー
10位…アプローズ
■特集組んでくれ! フェローバギー一択!!(国沢光宏が選ぶ10台)
ダイハツの殿堂を作るなら真っ先に指名したいのがフェローバギーであります。こんなクルマを新車で出してきたら、脊髄反射的に買います! 超欲しい。残念ながら生産台数100台程度と言われており、中古車すら流通していない状況。ベストカーで特集を組んでほしいくらいです!
そして初代ミゼットも絶対に必要でしょう! タイの地方都市に行くと今でもミゼットと同じデザインのトゥクトゥクが残っており、可愛らしい。現代版ミゼットはコーナーで転倒しやすい三輪車じゃなく四輪になった。2台並べての展示を希望します。
さらにダイハツ入魂のコンパーノスパイダーも必要だ。シャレたデザインでカッコいい! そしてダイハツ名物であるモータースポーツ参戦のベースモデルを並べたい。
1位…フェローバギー
2位…初代ミゼット
3位…コンパーノスパイダー
4位…ブーンX4
5位…ストーリアX4
6位…ミゼットII
7位…初代シャレード
8位…初代ミラTR-XX
9位…ハイゼットデッキバン
10位…リーザスパイダー
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