トヨタライズ 2020年上半期販売1位!! 何がよくて売れまくっているのか?

なぜライズ対抗車が出てこないのか

 ロッキー/ライズの対抗車となる5ナンバーサイズのSUVは、ここ最近はありそうでなかったクルマだ。「日産やホンダも5ナンバーSUVを作れば良いではないか」と思うかもしれないが、日産・ホンダなどの国内の大手自動車メーカーは、今や全収益の70%~90%を海外市場で得ており、国内市場だけに特化した新規モデルを投入できるほどの余力がない。

 「5ナンバー」という日本のローカルルールを前提に、ロッキー/ライズを作ることができたのは、開発主が国内市場をメインとする、ダイハツだからである。

ヴェゼルは全幅1770mm、C-HRは1790mm、マツダCX-3は1765mm、いずれもオーバー1700mm この理由は海外市場での販売を前提にしたモデルだからだ

 そのため、日産やホンダが、5ナンバーサイズのSUVを、わざわざ国内市場向けに作ることは、残念ながら、ない。彼らの主戦場はあくまで北米や欧州、アジア圏である。国内の5ナンバーサイズの需要には、ノートやフィットといった5ナンバーコンパクトカーに任せ、伸び伸びとしたデザインのSUVは、海外物を国内転写するにとどめるだろう。

可能性があるのはスズキ

 可能性があるとすればスズキだ。デザイン力と企画力に溢れたスズキならば、競合車となる「5ナンバーサイズSUV」を出してきてもおかしくはない。

クロスビーはカジュアルSUVの代表例だが、もしも角ばってハードなデザインで出てきたら、ヒットする可能性はある

 クロスビーやイグニスの兄弟車として、「5ナンバーSUV」を出せると思う。1.1リッターターボエンジンとマイルドハイブリッドを積み、軽快に走る事が出来る、200万円前後のSUVは、大いにありそうだ。

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