アルファード/ヴェルファイアやセレナ、ステップワゴン、ヴォクシー/ノア/エスクァイア、フリードなど、依然大ヒットしているミニバンたち。しかしその陰で、かつての名門車でも現在苦戦中のモデルも多い。
ヒット車の購入ガイドやオススメグレードの記事なら多くのメディアで何度も紹介されているが、そうでない、地味なモデルは見られる機会も減ってますます目立たなくなるものです。
「それはよくない!」と思い立ち、ここではそんな、ヒット車に隠れて比較的注目度の低いミニバンたちの最新事情と「いいところ」、お薦めグレードなどを紹介してゆきます。
「ちょっと変わったミニバンに乗りたい」「一芸に秀でたお気に入りポイントにこだわりたい」というような人にお薦めです!
文:ベストカー編集部(オデッセイのみ)、渡辺陽一郎
■ホンダ オデッセイ
今イチ注目度の低いミニバン最新情報、第一弾は11月16日にマイナーチェンジを実施したホンダのオデッセイ。
今回の変更点は、
- (1)全車に先進安全装備「ホンダセンシング」を標準装備
- (2)フェイスリフトするとともに、LEDヘッドライト&フォグランプを全車標準装備
- (3)新デザインのアルミホイール採用
- (4)2列目プレミアムクレードルシートに大型ヘッドレストを採用
――といったところ。
「ホンダセンシング」はミリ波レーダーと単眼カメラによって緊急自動ブレーキをはじめとするさまざまな機能を持つ装備で、ハイブリッドのみ渋滞追従機能付きのACCも付くなど商品性を向上させた。
2Lの2モーター式ハイブリッドと直4、2.4Lガソリンエンジンの2種類のパワーユニットを用意するのは従来と同じで、ハイブリッドは新燃費表示のWLTCモードを出しており、総合20.8km/L、市街地モード20.3km/L、郊外モード22.2km/L、高速道路モード20.5km/Lとなっている。
かつてホンダにはトヨタにおけるアルファード/ヴェルファイアや日産におけるエルグランドに対抗すべく、エリシオンという上級車種があった。
しかしエリシオンは2013年に日本市場から撤退(現在は中国市場で活躍中)。オデッセイの上級グレードが実質的にアルファード/ヴェルファイアと比較されるという、なかなかに辛い状況となっている。
「同じ車格」としてアルファードやエルグランドとオデッセイを比べると、どうしても豪華度の点で見劣りしてしまうが、そのぶん買い得感や安全装備、走行性能で比較すると互角以上の存在感を示すので、ぜひ検討車種に入れてみてほしい。走ると楽しいです。
【オススメグレード】
ハイブリッドアブソルート アドバンスドパッケージ7人乗り405万6400円
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