ウーンとたくさんバキュームカーを学ぼう その奥深き世界に迫る

■進化は止まらない スタイリッシュバキュームカー登場

 乗用車の技術、スタイルが日進月歩のごとく進化するようにバキュームカーもしっかりと進化している。下の写真を見てほしい。こんなにもオッシャレ〜なバキュームカーもあるのです。モリタのエコパネル式バキュームカー「EP-2」というモデルで、コンプリートカーではなくカスタマイズする発想。

スタイリッシュなEP-2。むき出しのタンクを隠すのがこのクルマの特徴
スタイリッシュなEP-2。むき出しのタンクを隠すのがこのクルマの特徴

 その一例がこの「EP-2」だ。下写真の「エコパネル車」がいわば起源となったバキュームカーで、後部タンクを外装パネルで囲いこみ、不必要に中を見せないという従来イメージを一新したタイプ。

 走行中などは外装パネルで覆い、スクエアなシルエット。現場で作業する際は写真のように左右のパネルを跳ね上げられるので、仕事にも支障はない、という構造だ。

これがベースとなったエコパネル車。左側のパネルを跳ね上げているところ
これがベースとなったエコパネル車。左側のパネルを跳ね上げているところ

 その「エコパネル車」の進化版が「EP-2」で、さらにスタイリッシュになったのが写真でもわかる。より”魅せる”を意識したもので、約20種類の基本デザインのなかから、色や書体などをお好みに自由にアレンジ&カスタマイズできる。

 また集約した操作パネルをリアに取り付けられるなど、今使っているバキュームカー(※基本として3トン車に対応する)が劇的に変身するわけだ。

 スタイリッシュなデザインと作業性にこだわり、クリーンなイメージでバキュームカーが地域社会に調和。その答えがエコパネル式バキュームカー「EP-2」なのですよ。

 バキュームカーマニアがいるのかわからないが、きっとこの先もファンを飽きさせることなく進化していくだろう。働くクルマのかっこよさを今後もお伝えしていきます!!

【プチコラム バキュームカーの活躍が多いのはどこ!?】

 前述のように下水道の整備率は年々上昇していて日本下水道協会トップの東京都はなんと99.5%。10位の石川県でも82.9%とその水準は非常に高い。そうなるとバキュームカーの活躍がどんどん減っていくではないか、という懸念もあります。

 そこで今回は日本下水道協会の2017年のデータから、下水道整備率が低い県トップ5を探してみました。この県にいけばバキュームカーの働く姿がたくさん見られるかもしれない!?

43位 香川県 44.1%
44位 鹿児島 41.6%
45位 高知 37.5%
46位 和歌山 26.4%
47位 徳島 17.8% 

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