市販化熱望! 『グランツーリスモSport』で乗れる幻の超スポーツカー8選

■ホンダ スポーツ ビジョン グランツーリスモ

2017年11月発表。かねてから噂されてきた次期型S2000の予想イラストに酷似しており、自動車メディアを仰天させた1台。

ホンダのデザイン思想である「ヒューマン・センター・デザイン」に基づき、市販車と変わらぬ開発過程を経て生まれたモデルで、2L・VTECターボエンジンをミッドシップに搭載し、410psをたたき出す。トランスミッションは8速デュアルクラッチ式、カーボンを多用したボディは899kgと極めて軽い。

みるからに空力性能の高そうなボディは、実際の風洞実験を経て形作られたという。ボディはもちろん、アンダーフロア、室内やエンジンルーム内の流速、排気にいたるまで、理想的な空力処理が施されている。もう、このまま明日にでも発売してほしいモデルだ。

■レクサス LF-LC GT “Vision Gran Turismo”

2015年3月登場。スーパーGTやFIA GT3カテゴリーなど、モータースポーツに積極的なレクサスが送り出したビジョン グランツーリスモ。スーパーGTはもちろん、ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦も想定して作られたという。

ベースとなったモデルは、ラグジュアリークーペコンセプトのLF-LC。2012年のデトロイトモーターショーで発表されたレクサスの未来に向けてのスタディモデルで、アメリカのCALTY DESIGNが手がけたエクステリアには、ジェット機のアフターバーナーにインスパイアされたテールランプなど、エモーショナルな表現が使われている。

その後、LF-LCはレクサスLCとして現実に市販され、2017年からはRC Fに代わってスーパーGTに参戦した。このビジョン グランツーリスモは、レクサスのモータースポーツの系譜を先取りした1台といえるだろう。

■マツダ LM55 ビジョン グランツーリスモ

2014年12月登場。1991年に日本車として初めてル・マン総合優勝を成し遂げた787Bのスピリットを受け継ぎ、近未来のル・マン24時間レースでの完全勝利を見据えて作られたモデル。

そのため、スタイリングはロードカーというよりもLMPマシンに近いが、一部には市販車との共通点が見て取れる。たとえば睨むようなヘッドランプとファイブポイントグリルを組み合わせたフロントマスクは、近年の魂動デザインを踏まえたものだ。

パワートレインについては明らかにされていないが、キャビン後方に作られたエンジンコンパートメントの小ささを考えれば、ロータリーユニットの搭載を期待したいところ。ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を発表したばかりのマツダだけに、その姿をサーキットで目撃する日が来るかもしれない。

■三菱 コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ

2014年3月登場。三菱自動車のデザインチーム、先行車両研究グループ、空力技術開発グループなど、通常のモータースポーツ車両と変わらない企画・開発体制を通じて作られたビジョン グランツーリスモだ。

スタリングは2013年の東京モーターショーに出品された「MITSUBISHI Concept XR-PHEV」を踏襲しているが、三菱のアピールするアスリートフォルムをさらに進化させ、走りの機能をよりアグレッシブに表現している。大胆に絞り込まれるサイドウィンドウなどは、最新のエクリプス クロスのサイドビューとの共通性も感じさせる。

パワートレインは先行開発技術を盛り込んだプラグインハイブリッドで、8速DCTを経て4輪を駆動する。新時代のラリーレイドなどにぜひエントリーしてもらいたい1台だ。

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