ガソリン190円時代の衝撃! 車は贅沢品? 維持費と買い替え実態を徹底解説

ガソリン190円時代の衝撃! 車は贅沢品? 維持費と買い替え実態を徹底解説

 ガソリン価格が190円台に突入し、クルマ維持の常識が揺らいでいる。最新調査では約9割が負担増を実感し、半数以上が売却や乗り換えを検討中だという。あなたのカーライフにも直結する“リアルな変化”を読み解く。

文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes

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「クルマは贅沢品」時代が現実に?ガソリン高騰で変わる価値観

政府の「170円目標」と国民の理想に大きな乖離。物価高の二次被害も深刻化
政府の「170円目標」と国民の理想に大きな乖離。物価高の二次被害も深刻化

 2026年春、ガソリン価格は1リットル190円台という歴史的な高値圏に達した。中東情勢の影響などを背景に、政府が補助金を再開するなど対策に追われるなか、ユーザーの“クルマ観”そのものが変わりつつある。

 株式会社ハッピーカーズの調査(2026年4月6日~7日/有効回答1003人)によれば、約9割がクルマの維持費に「負担を感じている」と回答。とくに「非常に負担」(42.9%)と「やや負担」(43.0%)が拮抗しており、日常的にクルマを使う層ほど深刻さが際立つ結果となった。

 さらに注目すべきは価値観の変化だ。「燃費・維持費重視で選ぶべき」と考える人が44.8%に達し、「クルマは贅沢品」と感じる層も17.0%に上る。従来の“趣味性”や“所有する喜び”よりも、日々のコストが優先される時代へとシフトしているのだ。

 実際の行動にも変化が表れている。遠出やドライブの回数を減らした人が27.9%で最多となり、「不要不急の外出を控える」(25.8%)、「安いガソリンスタンドを探す」(24.1%)と続く。クルマは“楽しむもの”から“必要最低限の移動手段”へと位置付けが変わりつつある。

理想は140円台…広がる現実とのギャップ

ガソリン価格の高騰は、消費者の日常生活にどのような二次的影響を及ぼしているのか
ガソリン価格の高騰は、消費者の日常生活にどのような二次的影響を及ぼしているのか

 興味深いのは、ユーザーが考える「生活を圧迫しない価格」だ。最も多かったのは「140〜150円未満」(21.5%)で、「120円未満」を望む声も21.0%に達した。現状の190円台とは大きな開きがあり、この“理想と現実のギャップ”が家計を直撃している。

 その影響はガソリン代にとどまらない。約9割が生活への“二次的影響”を実感しており、「レジャー費の削減」(50.5%)、「食費の見直し」(31.0%)、「日用品・被服費の削減」(30.8%)といった回答が並ぶ。移動コストの増加が、生活の質そのものを圧迫している構図だ。

 さらに税制への不満も根強い。「ガソリン税に消費税が上乗せされる“二重課税”」(49.5%)が最多で、「自動車税など車体課税の高さ」(44.3%)も続く。単なる価格高騰だけでなく、制度そのものへの不信感がユーザー心理を冷やしている。

 こうした状況のなか、クルマの“持ち方”も変わり始めた。売却や乗り換えを「検討・実行している」と答えた人は半数以上。次の選択肢としては「電気自動車(EV)」(24.4%)がトップで、「ハイブリッド車(19.9%)」「PHEV(19.1%)」と続く。環境意識というより、“燃料費からの解放”という現実的な理由が背景にある点は見逃せない。

 一方で、すぐに行動できない層も多く、車両価格の高さやインフラ整備といった課題も依然として残る。つまり「ガソリン車は苦しいが、EVもまだハードルがある」というジレンマが、多くのユーザーの本音といえるだろう。

 今回の調査が示したのは、ガソリン価格高騰が単なる一時的な問題ではなく、カーライフそのものを見直す契機になっているという事実だ。今後、電動化の加速や中古車市場の活性化など、自動車業界全体にも波及していく可能性は高い。

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