若者のスポーツカー離れが叫ばれて久しかったが、密を避ける移動手段としての再評価とお金をかけて趣味を謳歌したいというニーズの増加が追い風となって、ここ最近では若い世代のスポーツカー購入が盛んなんだとか。
これまでガマンを強いられていた消費意欲をクルマにぶつける。しかも対象はスポーツカー。数十年前に比べれば選択肢が減ったことは否めないけれど、新車・中古車に限らず魅力溢れる国産スポーツカーはまだまだ存在する。ここでは新旧5台の国産スポーツカーを紹介するが、アナタなら何を買う?
文/FK、写真/トヨタ、日産、マツダ
【画像ギャラリー】スポーツカーってやっぱりいいね!! を再確認させてくれる珠玉車をチェック(23枚)画像ギャラリーFRスポーツ最後の砦!? モータースポーツ直系の走りが魅力のGR86
TOYOTA GAZOO Racingが展開するグローバルモデルの第3弾として、2021年4月に発表されたGR86。
TOYOTA 86といえば、低重心・軽量・コンパクトの水平対向エンジンならではのメリットを活かした優れたハンドリング性能を最大の持ち味としていたが、そのメリットやパッケージ&サイズこそ先代モデルを継承しつつも、GR86では全高とヒップポイントをいっそう低く抑えて低重心化と回頭性を徹底追求したことで、スポーツ性能に特化したダイレクトで気持ちの良い走りを実現。
先代モデルから約400ccの排気量アップで235psの最高出力と25.5kgf・mの最大トルクを実現した2.4リッター水平対向4気筒エンジンも吸排気性能の強化とフリクションの低減によってトルクの向上だけでなく、シャープなレスポンス、高回転まで一気に吹け上がるフィーリング、力強い加速ももたらされている。
2022年7月には初代86の誕生から10周年を記念した特別仕様車、RZ“10th Anniversary Limited”の期間限定販売を発表。初代86を彷彿させるフレイムオレンジの外板色の設定や専用のオレンジアクセントやキャストブラック加飾を施したインテリアなど、10周年記念車を名乗るに相応しい内容に仕上げられている。
ロードスターはデビューから7年経っても人気にかげりナシ!
2019年に誕生から30年の節目を迎えたロードスター。これまでに100万台を超える累計生産台数を誇る、今となっては貴重な後輪駆動のライトウェイトオープンスポーツカーなだけにその人気は今なお健在!
原点回帰を謳って2015年5月に登場した4代目のND型はボディ剛性を確保するべくアルミ・高張力鋼板・超高張力鋼板の使用比率を高めながら、先代モデル比100kg以上の軽量化を実現した一台。
新たに開発された直噴1.5リッターガソリンエンジンSKYACTIV-G 1.5のフロントミドシップ搭載、50:50の前後重量配分、エンジン搭載位置&乗員着座位置を下げることなどで達成した低重心化により、軽快なドライビングフィールを獲得したND型ロードスター。
人馬一体の楽しさを追求したディテールも特筆点で小型・軽量化した6MTのSKYACTIV-MTをはじめ、剛性感の高い操舵特性と路面からのダイレクトなフィードバックを実現したマツダ初となるデュアルピニオンタイプの電動パワーステアリングシステムや走行中のホールド性を向上させた新構造を採用したS-fit構造シートなど見どころは満点だ。
車両本体価格も262万3500円~と、今どきのスポーツカーとしては比較的リーズナブルなだけにリベンジ消費しちゃうのも当然!?
コメント
コメントの使い方中途半端な古い国産スポーツカーは部品に困る事が多いですよ❗
それにディーラーだと面倒見てくれない日産は特にダメ。
マツダの対応の良さに驚くけど、それ以外は痛い目にあうと思います。
結局、かなり古いクラシックカーなら共通部品が多い。もしくは外車の方が部品があるから維持が楽。
「そう思わない」を押すためにあるようなコメントだな。