自動車業界の未来は明るい!! 東大のニューウェイ現る!?  最高学府のクルマ作りが超個性的

リアには聞きなじみのないサスペンションレイアウトを採用

リアにド・ディオンアクスル式サスペンションを採用している。これも、学生フォーミュラ日本大会に参戦する中でこのチームだけが採用している方式
リアにド・ディオンアクスル式サスペンションを採用している。これも、学生フォーミュラ日本大会に参戦する中でこのチームだけが採用している方式

 UTFFはサスペンションにおいても独自の考え方を示す。独立懸架方式のサスペンションを採用するチームがほとんどだが、このチームはリアにリジットアクスル方式のひとつであるド・ディオンアクスルを採用している。

 この方式を採用した理由についてUTFFは、学生フォーミュラ日本大会の動的審査の開催会場であるエコパの駐車場が非常にフラットであることを挙げている。フラットであれば足まわりが大きく動くこともないため、リジットアクスルでも対応ができるという考えなのだ。

このマシンを観るのも今大会が最後?

 東京大学では2021年、UTFFと別に「東京大学EVフォーミュラ(UTEF)」というチームが立ち上がった。今年の学生フォーミュラ大会への参戦はないが、来年の参戦を目論んでいる。

 現在使用しているスカイウェイブのエンジンも生産終了しており、UTFFとしてEVクラスへ集中していくという考えもなくはないよう。また、このUTEFはUTFFと比べて、より広い学部からの学生が集まっているということもあり、両チームの融合も模索しているようだ。

 そういったこともあり、今回の第20回学生フォーミュラ日本大会はICVクラスへの挑戦最終年の可能性も高まっている。この独自レイアウトの唯一無二のマシンで有終の美を飾りたいということもあってか、チームは例年以上に気合いが入っており、この事前の試走会でも順調に走行を重ねていた。

 「学生フォーミュラ日本大会2022 -ものづくり・デザインコンペティション-」は、2022年9月6日(火)~10日(土) の5日間にわたって、静岡県袋井市と磐田市にあるエコパ(小笠山総合運動公園)を会場に開催される。

【画像ギャラリー】激写成功!! これが東大製のフォーミュラカーだ(4枚)画像ギャラリー

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