日産の魂はどこに……32GT-RのEV化がまさかの不評!? 最強エンジンへのリスペクトはあったのか

日産の魂はどこに……32GT-RのEV化がまさかの不評!? 最強エンジンへのリスペクトはあったのか

 日産が発表したR32スカイラインGT-RのEV化。環境対応をあきらめない新たな提案として日産が進めるプロジェクトだが、SNSを見る限りかなり不評だ。オートサロンでトヨタが提案したAE86のEVとなぜ差が出たのか?

文:ベストカーWeb編集部/写真:日産、編集部

■伝説を作った名機へのリスペクト不足?

「やっちゃえ」は非常に嬉しいのだが趣旨がちょっと曖昧で戸惑うファンも多い
「やっちゃえ」は非常に嬉しいのだが趣旨がちょっと曖昧で戸惑うファンも多い

 言わずもがなR32スカイラインGT-Rは日産、それどころか日本を代表するスポーツカーの名車だ。第二世代GT-Rの幕開けとして後のR33、R34と熟成を進めた名車なのだが、ここにきて思わぬ波紋を呼んでいる。

 それが日産が2023年3月に発表したR32 GT-RをEV化するプロジェクト。もちろんEVを楽しむという意味では楽しいプロモーションになっていたが、一部のGT-Rファンからは異論が出ていた。その多くは「GT-RはRB26というエンジンがあってこそ」というものだ。

名車のEV化は多くの人が好印象を持ちそうだが、やはり内燃機関エンジン、しかも日本を代表するRB26をEVにするというのはいささか刺激が強すぎたのかもしれない
名車のEV化は多くの人が好印象を持ちそうだが、やはり内燃機関エンジン、しかも日本を代表するRB26をEVにするというのはいささか刺激が強すぎたのかもしれない

 やはりGT-Rといえば名機RB26DETTと卓越した4WD技術「アテ―サE-TS」で世界最高峰の走りを垣間見れたモデルだが、その心臓部であるRB26エンジンをサクッとコンバージョンしてしまうという印象が強くあった。

 本音や思惑は見えてこないが、たしかにSNSで情報を見ただけだとそのような印象を持つ人は多いかもしれない。

次ページは : ■ストーリーがあればもっと「イイ話」になるかも!?

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!