■オーバーヒートによるエンジントラブル
オーバーヒートは、エンジンから発生する熱量が、冷却性能を上回った場合に起きるエンジントラブルの一種。冷却水不足やエンジンオイル不足、ウォーターポンプ、冷却用ファン、サーモスタットなどの作動不良などが要因。
もしメーターパネルの水温の警告灯がついた場合は速やかに救援を呼び、整備工場でオーバーヒートの原因を調べた方がいいだろう。そのまま走り続けた場合、エンジンが焼き付く可能性があり、非常に危険。状況にもよるが、まずはヒーターを全開にするなど、水温を下げる措置も有効だ。
オーバーヒートは原因となる箇所が多いため、トラブル箇所の特定はプロの判断に任せた方が賢明だが、エアコンに連動する冷却ファンの作動音や、リザーバータンクの冷却水の量は専門知識や工具がなくても確認できるため、日常的に気にかけておきたいところ。
■路面温度が要因に!? 絶対避けたいタイヤトラブル
夏場はタイヤのトラブルも起こりやすい。実際、タイヤトラブルによるJAFの出動要請は1年の中で夏場が最も多いという。
これは高い路面温度によってタイヤの空気圧が高くなってパンクやバーストすると思われがちだが、実は逆。
クルマの重量を支えているのは空気であるため、空気圧の低いタイヤは変形量も大きくなり、高速走行を続けると異常発熱を起こしてしまう。
特に夏場の路面温度は高いため、タイヤの破損リスクが高い。適正な空気圧管理はもちろん、劣化してひび割れが発生しているタイヤは早めの交換が安心。
今回紹介したトラブルは気温の高さが関係して発生する場合が多い。コロナが収束し、外出する機会が増えた昨今、出先でのトラブルでせっかくの休日を台無しにしないためにも前もってクルマのチェックをしておこう。
【画像ギャラリー】真夏はクルマに過酷な季節……トラブルの発生箇所はここ(3枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方昔は自分で何かといじったものだが、今は購入したディ-ラですべてお任せだね
車検だけでなく1年、6ヶ月点検ともう10年になる。
お陰でひどくならないうちなのか故障もない。