祝レインボーブリッジ開通30周年! 8月19日から始まる8種類の特別ライトアップを見逃すな! 【清水草一の道路ニュース】

■日本を代表する景観は200年続く?

 21世紀に入ると、湾岸地区にはタワーマンションが林立するようになり、現在では西側の山の手地区よりも人気のある住宅地になっている。レインボーブリッジは、東京に潤いとバランスをもたらしたのである。

 レインボーブリッジからの都市景観は、タイヤモンドをちりばめたようで、息を飲むほど美しい。レインボーブリッジは、日本を代表すると言ってもいい新たな美景を生み出した。

お台場側からの景観。特に夜は美しい。画像:首都高速道路株式会社
お台場側からの景観。特に夜は美しい。画像:首都高速道路株式会社

 私はこれを「新・日本三景」のひとつと勝手に認定している。ちなみに残り二つは、富士山と京都の桜である。レインボーブリッジには、それほどの価値がある(断言)。

 現在首都高は、老朽化した区間の造り直しが始まっているが、レインボーブリッジに関しては、当面、老朽化の心配はない。長大吊り橋は造り直しが極めて困難なので、そのぶん、建設当初から高い耐久性が与えられているからだ。

「100年はもちろん、適切なメンテナンスを続ければ、200年持たせることも不可能ではありません」(首都高速道路株式会社)

 ニューヨークの名所・ブルックリン橋は、レインボーブリッジとほぼ同じ長さ(486m)を持つ吊り橋だが、完成したのは1883年。今年で140周年になる。レインボーブリッジも、今後100年間は東京の顔であり続けるだろう。

【画像ギャラリー】レインボーブリッジ30周年を飾るライトアップについて写真を見る!(6枚)画像ギャラリー

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