■通行止めが長く続いた理由とは?
一方、2月5日の首都圏では、雪の予報に対応して、高速道路や一部の一般道で予防的通行止めが行われた。これによって一般道ではかえって混乱が発生したが、高速道路では未然に防がれた。
ただ、首都高では除雪に手間取り、予定していた7日朝までの除雪が間に合わず、すべての通行止めが解除されたのは同日16時半。結局、合計53時間も通行止めが続くことになった。
首都高速道路株式会社は、通行止めが長引いた理由について、「湿った重い雪が8cm積もった」「高架構造が多く地熱が伝わりにくい」「路肩が0.5~1.75mと狭く、雪を仮置きできるスペースがない」「都市部なので路外に雪を排出できない」といった理由を挙げている。
しかし映像を見ると、基本的なところで疑問が浮かんだ。それは、「あまりにも丁寧に除雪しすぎではないか?」というものだ。
スノーブラウやショベルカーによる除雪・ダンプカーによる排雪では、どうしても道路の左右に雪が残る。首都高は、それをすべて人力で取り除いてから開通させていたのである。
作業に当たられた皆様には頭が下がるが、そこまでやらなくてもクルマは走れるはず。それよりも早く開通させてくれたほうがありがたい。なぜこんなにも丁寧に除雪するのだろうか。
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