■近未来的なスタイルで最新鋭のクルマであることを表現
WiLLサイファは同「WiLL」シリーズの第3弾となるが、第1弾の「Vi」、第2弾の「VS」と同様に見た目はかなり奇抜で、実用性とか既成概念を度外視した感がある。
WiLLサイファのデザインは、ネットワーク社会との融合をイメージさせる「サイバーカプセル」をテーマに掲げており、大胆な立体構成とコントラストによって近未来のシティコミューターとしての姿を具現化。
丸いキャビンと力強いフェンダーのダイナミックな対比は、コンパクトカーながら存在感が際立ち、4つのランプを縦1列に並べた4連ヘッドランプも相まって、先進的かつ個性的なスタイルに仕上げられている。
特徴的なフロントフェンダーの造形もWiLLサイファの存在感を際立たせているポイントのひとつで、前後シンメトリーとした円盤型が踏ん張り感を強調するとともに、クリーンでリズミカルなサイドビューの表現にひと役買っている。
後ろ姿は、力強いリアフェンダーをつなぐバンパーに丸いキャビンを載せた印象的な造形で、バックドアのプライバシーガラスとの連続感を持たせたリアコンビネーションランプは、点灯時には光が浮き上がって見えるように演出されている。
車内の造形も実に近未来的で、サークルを基調としたデザインが特徴だ。WiLLサイファの目玉装備であるG-BOOK端末を中心に据えた大型センタークラスターは、ダイヤル式オートエアコン、オーディオ、センターボックスなどが集約され、独自の世界観を主張しながらも見やすさと扱いやすさに配慮したものとなっている。
全長3695mmのコンパクトなサイズとしながら、大人4名が快適に過ごせる空間が確保される。また、後席は6対4分割可倒式で、乗車人数や積載荷物に合わせたフレキシブルな空間づくりが可能だ。決して大きいとはいえない容量の荷室スペースを、用途によって使い分けできるので幅広いニーズに対応できる。
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