■次の主役はフェラーリF150とマクラーレンP1
主役は、フェラーリF150とマクラーレンP1の2台。ともに3月初頭のジュネーブショーでその詳細スペックが発表される見込み。
現時点での情報や漏れ伝わる噂を総合するに、いずれもF1直系の思想と技術、空力、素材をふんだんに取り入れているらしく、2台のコンセプトやスペックはとっても似通っているという。ズバリ、F1界のガチ代理戦争っていうわけ。
1200kg前後の車重に+複数モーターで900ps前後のパワー、なんてウワサのスペックがみせる実力のほどは、もはや想像の域を超えてしまう。
おそらく加速フィールは(その瞬間血の片寄りを感知できてしまうほどに激烈だった)ブガッティヴェイロンをひょっとして凌ぐんじゃないだろうか。
なんとも楽しみなFとMの一億円対決に、割って入るのがポルシェ918スパイダー。
9月18日に生産開始、というタイミングも先の2台とほぼ同じ。ちょっと時間がかかったようにも思うけれど、結果オーライか。
スペックこそ見劣りするものの、そこはポルシェ様、実際に走らせてみればいっちゃん速い、なんてことがもし起こったら、これまた拡大モータースポーツ界の代理戦争で、一ファンとして外野から見物するぶんには問答無用でおもろい。
仕事ぬきで、とりあえず早く乗ってみたい! なんて思うのは、アヴェンタドールのプロトタイプ以来、久しぶり。3台の対決、たぶん、来春にはどっかで実現するはず。
マクラーレン初のオール純血スーパーカー/12C&12Cスパイダーも初めて乗った時には、久々に感動したスーパーカーだった。
コイツもまた、客観的なスペックで語るよりも、実際にサーキットで走らせてみて、その真価に納得する手合い。とってもツウ好み。
2駆で600ps超のミドシップスーパーカー、であるにもかかわらず、そのドライビングファンは超一級で、これにはさしものフェラーリ458イタリアも力およばず。
12Cのデキから想像するに、先の頂上対決もひょっとするとひょっとしてロードカーになんのしがらみもない挑戦者=マクラーレンのP1が、特にサーキットでは速い=スーパーカー界最高パフォーマンス、になるんじゃないかと一気に妄想が膨らんだ。
スーパーカー界の話題は頂上対決だけにとどまらない。
大排気量のアメリカンV8/10パワーも新たに炸裂というわけでバイパーとコルベットスティングレイもフルモデルチェンジを果たした。
イギリス勢では100周年を迎えるアストンマーティンのニューヴァンキッシュ登場も見逃せない。
このあたりのスーパーFR勢は、それぞれのクラスで真剣に打倒フェラーリを目指してくるもんだから、跳ね馬もたまったもんじゃないよね。
そして……、冒頭のランボルギーニ。50周年を祝った超スペシャルモデル登場、の噂あり。いつまでこんな状態続くのか?
(内容はすべてベストカー本誌掲載時のものです)
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