【祝新型発売!!】カローラの屋台骨を支え続けた「ワゴン」の歴史

5代目モデル(2代目フィールダー)

販売期間: 2006~2012年

 2代目フィールダーもセダンと同様にプラットホームはキャリーオーバーする形でフルモデルチェンジされた。機能的には1.8Lガソリンが現行カローラツーリングにも搭載される当時としては新世代のものになり、4速ATがCVTに変更された点が目立つ。

 またフィールダーがカローラの中で勢力を強めてきたこともあり、このモデルはフィールダーのほうから開発された。

初代フィールダーよりもエクステリアデザインがよりスポーティに仕上げられた2代目。TRDが手掛けたターボモデルはきびきびとした走りが魅力だった

 初代フィールダーにあったスポーツモデルは2010年に登場のTRDのコンプリートカーとなる1.5Lエンジンにターボを加えたGT TRDターボが引き継いだ。

 2代目フィールダーも初代フィールダーと同じく堅実なステーションワゴンだった。

6代目モデル(3代目フィールダー)

販売期間:2012~2019年

 3代目フィールダーは日本専用の5ナンバーサイズをキープすべく、コンパクトカーのヴィッツ系のプラットホームを使うという大きな変革を受けた。

 パワートレーンは登場当初は2代目モデルとそう変わらなかったが、2013年に1.5Lハイブリッドが加わり、2015年のマイナーチェンジで1.5Lガソリンが長年使われたNZ型から新世代のNRに移行するという変更を受けた。

 3代目フィールダーはヴィッツ系のプラットホームになったことなどにより、悪い意味での軽さや安っぽさが否めないのは事実だった。

 しかしカローラフィールダーのユーザー層にはあまり関係なかったのに加え、この時代になると5ナンバーどころかステーションワゴン自体の選択肢が減ったこともあり、堅調な販売をキープした。

2012年にデビューした3代目フィールダーの前期型のフロントマスク。セダン/フィールダーともコストダウンが目立ち安っぽすぎるとかなり酷評された
2015年のマイチェンでシャープなフロントマスクが与えられた中期型。中古車マーケットでも人気は高く、クルマにとって顔がいかに大事か痛感させられる結果になった
2017年の3度目のマイチェンで登場したのが後期型。中期型とイメージは変わらないが、グリルの色などを変更してリフレッシュされた

まとめ

 TNGAプラットホームの採用やそれに伴う3ナンバー化により現行カローラは50年以上に渡るカローラの歴史において大きな節目となるモデルである。

 デザインも大きく変わった。それだけにツーリングを含めたカローラが今後日本でどう受け入れられるか、大いに注目したいところだ。

強烈にカッコよくなったカローラツーリングの画像はこちら

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