■車重1020㎏、136psの1.5リッターエンジン!
―パワートレーンチェックー
岡本:エンジンはスカイアクティブGです。
松重:1.5リッターですか?
岡本:1.5リッターの4気筒です。ロードスターは屋根開きの幌、ソフトトップは1.5リッターが組み合わされて、もう1つの電動ハードトップのRFは2リッターになります。
松重:なんでそうやって分けてるんですか?
岡本:RFは車重が100㎏近く重くなるのと(MTで1110㎏)、幌のロードスターには1.5リッターのエンジンをぶん回して乗るのが合っている、という開発者の思いがあります。
松重:そもそもコンセプトに合っているのがこのエンジンということですね。
岡本:ちょっと前に松重さんにマツダロードスターを乗っていただいた際に、線の細さが感じられたと思うんですが、最近の改良でエンジンにも手が加えられました。まずは大きな変更点としては、日本のオクタン価100に対応しました。
松重:今まではどうだったんです。
岡本:もともとハイオクには対応していたんですが、それは一般的な、欧州等でいうオクタン価95のことをさします。それが今回の改良で、日本のオクタン価100に対応したことで、ノッキングに対して強くなったので、より攻めた燃焼を実現してパワーを引き出すことができた、という感じです。
松重:なるほど。どれくらいパワーはアップしたんですか?
岡本:最高出力は4馬力上がっています。アクセル操作に対する追従性も上がっています。前に乗っていただいたロードスターよりも印象がよくなっているはずです。
―ドライブインプレッションー
岡本:マツダロードスターです。ロードスターにも何タイプがあるんですが、これはSスペシャルパッケージという、素のロードスターに近いんですが、スタビライザーとか装備のいろいろ付いているグレードとなります。
松重:あ~、ステアリング系とか感覚的に変わったんですね。
岡本:どうですか?
松重:お~。
岡本:全体的に洗練されているはずと思います。
松重:まとまったサイズ感でよくできていますね。
岡本:どうですか、エンジンとシフトフィールは?
松重:スポーツカーというよりもオープンカーとして楽しいクルマという。もうこれはオープンにして楽しむという遊び方というより、クルマとの一体感を楽しんで、森のなかでも海沿いの道で楽しむという感じが色濃くなっていますね。
岡本:まさにいまおっしゃった一体感ですよね。マツダの開発陣が大切にしていることですね。
松重:人馬一体感ですね。
岡本:エンジンは最高出力132ps、最大トルク15.5kgmです。マイナーチェンジ前のモデルに乗っていただいた時には高速道路では物足りないとおっしゃっていましたね。
松重:この街乗りの感覚でいうと、レスポンスがいいですよね。
岡本:そうなんです。アクセルレスポンスが前よりもよくなっています。踏み込むのもそうなんですがオフにした時にスッーと回転が落ちるようになっていて、そこってマニュアル車を楽しむうえで大事なポイントだったりします。
松重:ハンドルの操作感も非常にタイトで、なおかつクイックでキビキビしています。
岡本:遊びがなくて一体になって動いてくれる、より気持ちよく走れる感じです。
松重:あ、この辺も安定しています。なんかハンドル位置決めたら、もうそれで上がれちゃうから、遊びがいらない感じですね。
岡本:その辺はKPCが効いていると思います。
コメント
コメントの使い方私は185センチだけどノーマルシートだと膝がハンドル下にガシガシ当たるので、シート変えるかRFのATにするか悩んでRFATにしました。
たまに乗るくらいだと問題ないですが、毎日足として乗るとなるとかなりストレスになりますね。正直ATでも楽しい車です。