GWの富士決戦、5月4日決勝のスーパーGT第2戦で、新星がGT500デビューだ。
昨年のスーパーフォーミュラチャンピオン、国本雄資のWEC 世界耐久選手権参戦に伴い、ウェッズスポーツバンドウは山下健太の起用を発表。21歳の若手がGT500デビューを飾る。
文:Web編集部/写真:TOYOTA
昨年のF3王者がGT500に殴り込み
ウェッズスポーツADVAN LC500で戦うウェッズスポーツバンドウは、国本雄資と関口雄飛のドライバー陣でシーズンを戦っている。
そのうちのひとり、国本がWEC第2戦スパ6時間レース、そしてル・マン24時間に参戦することで、ウェッズスポーツバンドウは代役のドライバーをたてる必要が生じた。
そこで白羽の矢が立ったのが、弱冠21歳の山下健太。山下は2016年の全日本F3チャンピオンを獲得した新進気鋭のドライバーだ。
2016年のF3では年間7勝をあげ、今年はスーパーフォーミュラにも初参戦。スーパーGTでは、86で戦うビバック・チームツチヤからGT300にフル参戦している。
初のGT500もテスト走行で「感触つかめた」
「初めての500クラスですが、テスト走行で感触は掴めました」
山下はこう語るように、すでに富士スピードウェイで3月下旬に行われたテストで、ウェッズスポーツADVAN LC500を走行済みだ。
「国本選手の代打になれるとは思っていませんが、 チームにとって大事な一戦になる事は理解しているので、足を引っ張らないことを第一に、自分のアピールが出来るような走りをして、最終的には結果につなげられるよう頑張ります」
2016年はホンダの牧野任祐がGT500のデビュー戦で2位表彰台の活躍を見せたが、ニューカマー・山下の活躍にも期待が集まる。
山下健太
1995年8月3生まれ。21歳。2011年にフォーミュラ・トヨタ・レーシング・スクール(FTRS)を受講。
2014年には中嶋一貴などを輩出したトヨタ・ヤングドライバーズ・プログラム(TDP)支援のもと、全日本F3選手権への参戦を開始。2015年にはスーパーGT GT300クラスへ初参戦し、翌2016年に全日本F3チャンピオン獲得。
今年はスーパーフォーミュラにフル参戦を開始したほか、スーパーGTでもGT300にシリーズ参戦。第2戦富士にはGT500に初のスポット参戦予定だ
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