■後半戦になってADVANパワーが炸裂!?
いっぽうでちょっぴり元気がないのがかつてADVANブランドでサーキットの栄華を極めた横浜タイヤ。現在ももちろんスーパーGTにタイヤ供給をしているが、スイートスポットをバッチリと当てるのが難しいようだ。
しかーし、そんな横浜タイヤがコロナ禍のなかでも開発を続けていた成果がついに、ついに、ラウンド7で花咲いた。
なんとGT300クラスの表彰台を横浜タイヤ装着チームが独占したのだ。1位はKONDOレーシングの56号車リアライズ日産自動車大学校GT-R、2位は4号車 初音ミクグッドスマイルAMG、3位は360号車RUNUP GT-Rだ。
もちろん今季のGT-Rの速さは目を見張るものがあり、セーフティーカーのラッキーもあったのだが、タイヤの戦闘力は確実に増している。
あるドライバーは「タイヤ摩耗のマネジメントがやりやすくなった」と語り、ロングスティントでも安心感のあるタイヤに成長しているとのこと。56号車はラウンド7の優勝でポイントランキングトップに躍り出ており、シリーズチャンピオン候補の最右翼だ。
コロナ禍でシーズン全体が大きく影響を受けた2020年はファンやチームだけでなく、タイヤメーカーも大きな影響を受けたシーズン。そんな混乱を生き抜き栄光を掴むのはどのチームになるのか。
スーパーGT最終戦は11月29日(日)に富士スピードウェイで開催される。GT300シリーズチャンピオンを横浜タイヤは獲得できるのか!? すぐ後ろにはブリヂストンが迫っており熾烈なタイヤ戦争にも注目だ。
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