祝・軽EV大ヒット!! 三菱eKクロスEVの源流である究極の軽EVを本社ショールームに展示(8月末まで)

祝・軽EV大ヒット!! 三菱eKクロスEVの源流である究極の軽EVを本社ショールームに展示(8月末まで)

 2022年5月20日に先行受注を開始し、6月16日から正式発売開始した三菱eKクロスEV(とその兄弟車である日産SAKURA)が、好調に受注を伸ばしています。三菱eKクロスEVは約1カ月で月販目標台数850台の4倍となる約3400台(6月12日時点)を受注。本稿では、この三菱製軽EVのご先祖というべきi-MiEVをベースにした驚愕のマシン、(アメリカで100年近い歴史を持つ「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に挑戦する際に作製した)「MiEV エボリューションIII」の実車展示についてお知らせします。これは田町に行かなくては!!

文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車

【画像ギャラリー】世界一過酷と言われる競技のひとつ「パイクスピーク」2012~2014年参戦の記録を目撃せよ!!(9枚)画像ギャラリー

■地道な軽EV開発の積み上げが花開いた

 三菱が発売した新型軽EV、eKクロスEVが売れている。これまで日本市場において、EVは(充電環境や航続距離に不安があったことから)「まだ普及に時間がかかるのではないか」と言われていたが、ここにきてゲームチェンジャーが現れたと見ていいだろう。三菱eKクロスEVは受け付け開始1カ月で約3400台、日産SAKURAは約1万1000台を受注している。

ヒット中の三菱eKクロスEV。i-MiEVやミニキャブ・ミーブの苦労を知る人にとっては目頭が熱くなるのでは
ヒット中の三菱eKクロスEV。i-MiEVやミニキャブ・ミーブの苦労を知る人にとっては目頭が熱くなるのでは

 もちろん「東京都区部のような手厚い補助金が出る地域であれば約110万円の購入補助が受けられる」という要因がヒットの最大の理由ではあるが、「これが日本人が求めていたEVだったのか!!」という驚きがあるし、なにより三菱&日産のこれまでのi-MiEVやハイパーミニといったマイクロEVに関する地道な開発の積み上げが結実したと言えるだろう。

 そんなeKクロスEVの源流、ご先祖にあたるチャレンジが、アメリカ「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にある。

 別名「雲に向かうレース」と言われるこの競技は、ロッキー山脈にある標高約4300mのパイクスピーク山を競技車で(156のコーナーを抜け標高差約1500mを)一気に駆け上がりタイムを競うという、「ザ・アメリカンモータースポーツ」と言うべきレース。

 三菱は2012年から3か年計画でこのレースに挑戦しており、今回その最終チャレンジとなった2014年の出場車両「MiEVエボリューション3」を、三菱本社ショールーム(東京都港区芝浦3丁目1番1号msb Tamachi 田町ステーションタワーN 1F)にて、写真パネルとともに展示している。

三菱自動車本社ショールームはJR田町駅から徒歩3分。近くに立ち寄る機会のある方は、ぜひこのモンスターマシンを一目見ておこう!! 羽(リアウイング)が……本当に「羽」としか言いようがない!!!
三菱自動車本社ショールームはJR田町駅から徒歩3分。近くに立ち寄る機会のある方は、ぜひこのモンスターマシンを一目見ておこう!! 羽(リアウイング)が……本当に「羽」としか言いようがない!!!

 写真のとおり外観デザインも充分スパルタンだが、中身は最高出力450kW(112.5kW×4基=611.83PS相当)のモーターを搭載するモンスターマシン。これをパリダカ王者である増岡浩選手がドライブした。

 モータースポーツは、厳しい競技の現場で磨いた技術を市販車へフィードバックすることができる。三菱自動車の約10年前の挑戦が、いまeKクロスEV開発、発売、そしてヒットというかたちで花開いた。100年に一度の自動車大転換期において、この大きく地道な一歩の目撃者となるべく、お時間ある方はぜひ三菱自動車本社ショールームを覗いてみてほしい。

<本社ショールーム パイクスピーク展>
期間:2022年6月7日(木)~8月末(予定)
場所:三菱自動車本社ショールーム(東京都港区芝浦3丁目1番1号msb Tamachi 田町ステーションタワーN 1F)
営業時間:11:00-18:00
展示:2014年パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム参戦車両(ドライバー増岡浩、実車)、2012年~2014年参戦時の写真パネル
三菱自動車本社ショールーム公式サイト
2014年パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム公式レポート

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