2023年4月16日、スーパーGTの開幕戦が岡山国際サーキットで決勝を迎えた。「はれの国」として有名な岡山県だがなんと豪雨と雷雨で荒れに荒れたレースとなった。日産自動車大学校と日産ディーラーのメカニックが参加する「日産メカニックチャレンジ」はどう挑んだ?
文:ベストカーWeb編集部/写真:塩川雅人
■雨に翻弄されるも予選8位獲得
日産自動車大学校と日産ディーラーの整備士が参加する「日産メカニックチャレンジ」。2023年もKONDOレーシングが参戦するスーパーGT GT300 56号車とコラボする。
すでにGT300で二度の王座に輝いている56号車だが、2023年からドライバーを変更。引き続き起用されたJ.P.オリベイラと、新たに起用された名取鉄平のコンビとなる。
毎年比較的穏やかな気候の岡山国際サーキット(雪が降った年もあったけれど)だが、2023年は予選から雨との戦い。しかもまとまった雨が降ってはやんでの繰り返しだから戦略を立てるストラテジストととしてはたまったもんではないはず。
予選は雨に翻弄されつつも他車のアクシデントによるQ1打ち切りなどもあり、56号車は8番手のグリッドを獲得。悪天候の予選としては悪くない順位だ。
■FCYでタイヤ交換できず!! タイミングが大事なのよね……
決勝は穏やかな晴天でスタート。関係者からは「お客さんも観戦日和でいい開幕戦だなぁ」なんて声も聞こえたほど。しかし次第に雨雲が空を覆う。そんななか15周目にクラッシュが発生。
このタイミングでFCYが宣言されしかも雹まで降り始めるなど天気も大荒れ。ピットレーンがクローズになったタイミングで56号車はタイヤ交換のチャンスを逃してしまう形になった。
これが最後まで響き10位でフィニッシュを迎えた(決勝結果は編集部調べ)。日産自動車大学校の学生や、販売店のメカニックにとっても目前で即決で判断がされるスーパーGTの舞台は非常に刺激的だっただろう。
本来のチームの実力としては「まだまだこんなものではない!!」ときっと近藤真彦監督もチームを鼓舞していることだろう。次戦は富士スピードウェイで2023年5月4日に決勝を迎える。
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