トヨタがタイ10時間レースにプリウスを投入することを発表した。カーボンニュートラルを追求するためにCNF燃料を使用した参戦となるが、なぜこの時期にプリウスなのか。そこから大きなテーマが見えてきたぞ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
【画像ギャラリー】これが新型プリウスGRMN!!? トヨタが新型プリウスでカーボンニュートラルに挑む(4枚)画像ギャラリー■プリウスが市販車ベースで初めてレースに参戦
トヨタがルーキーレーシングを通じてスーパー耐久などに精力的に参戦しているのはクルマ好きならご存じだろう。水素エンジンを搭載したカローラやCNF(カーボンニュートラル燃料)を使うGR86など、本当の意味でのカーボンニュートラルを目指した取り組みをしている。
そんなトヨタがなんと現行型プリウスをレーシングカーに仕立ててレースに投入するという発表があった。
プレスリリースによればプリウスをトヨタとしてレースに投入するのは初とのこと。過去にはレクサスGSハイブリッドでの十勝24時間レース投入などはあったが、ハイブリッドの市販車をベースにした参戦は大きなニュースだろう。
写真こそ公開されなかったがボディカラーはルーキーレーシングカラーとなるのはほぼ間違いなさそうだ。
■「スポーツ走行に適した技術を投入」
今回のプレスリリースには気になる文言が躍っている。
「今回はプリウスにスポーツ走行に適した技術を投入し、走りの魅力と燃費性能を両立したHEV技術を鍛えていきます」。
モリゾウさんが率いるルーキーレーシングだけに、単純にプリウスを走らせましただけでは終わらないはず。プレスリリースにこの言葉を入れるとなるとやっぱりGRプリウスなんかをイメージしちゃうが、そこらへんは今後の展開を見守りたい。
プリウスといえば100周年大会を迎えた2023年のル・マンで「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」を展示ししてる。このことからも分かるようにトヨタはプリウスをカーボンニュートラルのひとつの選択肢として重要視している。
もちろんハイブリッド車のパイオニアとして、そしてエコカーが乗っても楽しい要素を含むモデルとして存在すること。そのあたりがプリウスの存在感となっているはず。
ということで、今回の耐久レース参戦もきっと今回限りで終了ではなく今後の展開も大いにありそうだ。GRプリウス、ぜひ!!!
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