【試乗レポート】インプレッサ1.6Lは想像以上に走りがいい!

【試乗レポート】インプレッサ1.6Lは想像以上に走りがいい!

インプレッサの1.6Lモデルが、昨年末12月20日から販売が開始された。2Lモデルのほうはすでに10月25日から販売されており、高い評価を得て来たが、お買い得度でいえば断然1.6Lモデルのほう。2Lモデルとの違いを実際に試乗して確かめてみた。

文:鈴木直也/写真:西尾タクト
ベストカー2017年2月10日号



コストパフォーマンスは日本一!?


インプレッサにはずいぶん試乗したけど、1.6Lバージョンは初乗り。1.6LのFF仕様はアイサイトなど重要装備が全部ついて200万円を切るというお買い得プライスが話題になったが、それだけに「走りはどうよ?」という興味が募っていた。


タイヤサイズは205/55R16を装着(2.0iSは225/40R18)

今回試乗したのはインプレッサG4の1.6i-Lアイサイト。AWDモデルだから価格は約214万円となるが、それでも超お買い得車であることに変わりはない。

まず嬉しいのは、コイツにはいわゆる“廉価版”というニオイがほとんどないことだ。タイヤが16インチとなるから足元がちょっと貧弱に見えるが、引け目を感じるとすれば事実上それだけ。上質感を増したインテリアや仕立てのいいシートなど、ステアリングを握った時の満足感は高い。

走りも、市街地や首都高速レベルで日常的な使い方をするかぎり、予想以上に2Lとの差は少ない。これは、エンジンのトルク特性が素直なことと、そのポテンシャルを上手に引き出すCVTのセッティングの妙だ。足として使うなら、大半のユーザーが「これで充分」と感じると思う。

ただ、いざ全開まで踏むと余力がほとんど残っていないことに気づかされる。やはり、115ps/15.1kgmというスペックの限界はある。

しかし、そのかわりシャシー性能に関しては200万円クラスとしてはアタマふたつ分リードと言いたい。乗り心地の重厚感や圧倒的に余裕のあるスタビリティ感覚には、正直ぶったまげました。

小排気量エンジンと余裕あるシャシーの組み合わせで、コイツは「エンジンよりシャシーが速いクルマ」の典型。さらに安全装備を加味して考えれば、日本一安全コストパフォーマンスの高いクルマといえるかもしれませんぞ。


シートなどで使っている素材に違いがあるが、インテリアは上質感があり200万円を切るクルマとは感じさせない


2Lエンジンより低回転で最大トルクを発生。1.6Lながら街乗りではストレスを感じさせない走りをみせる

 

インプレッサG4 1.6i-L アイサイト(AWD) 主要諸元
■全長×全幅×全高:4625×1775×1455mm/ホイールベース:2670mm/車両重量:1300(1360)kg/駆動方式:FF(4WD)/乗車定員:5名/エンジン種類:1.6L 水平対向4気筒DOHC/最高出力:115ps/6200rpm/最大トルク:15.1kgm/3600rpm/トランスミッション:CVT/燃費:18.2(17.0)km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:205/55R16(前後)/車両本体価格:192万2400円(213万8400円)[税込み]

インプレッサSPORT 1.6i-L アイサイト(AWD) 主要諸元
■全長×全幅×全高:4470×1775×1480mm/ホイールベース:2670mm/車両重量:1300(1360)kg/駆動方式:FF(4WD)/乗車定員:5名/エンジン種類:1.6L 水平対向4気筒DOHC/最高出力:115ps/6200rpm/最大トルク:15.1kgm/3600rpm/トランスミッション:CVT/燃費:18.2(17.0)km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:205/55R16(前後)/車両本体価格:192万2400円(213万8400円)[税込み]